第9話:メインプレイ:オープニング2-1

GM:次はローザのオープニングだ。登場をよろしく! 後で昭人にも登場してもらうよ。

昭人:はいはい。

ローザ:シーンイン! (コロコロ)10点上昇、44%!


GM:うわぁ……。

昭人:ホットだねぇ。


GM:さて、昭人の記憶が戻ってから、一週間ほどが経過した頃。ローザの描写からだ。

 君は、思い悩む昭人の様子を気にかけつつも、UGNの仕事(濃霧事件の後始末など)に忙殺され、彼と話せずにいた。

 そして、時刻は朝。蒸し暑さから、君は窓を開けて、学校に行く準備をしているところだ。

 すると。いきなり窓の外から、何かが部屋に飛び込んでくる。

ローザ:「ッ!?」 とっさに避けて、拳銃を向けるよ!

GM:さすがの反応だ。では、君が銃口を向けた先。それは、赤を基調とした一枚のカードだった。

ローザ:「これは……」 手にとって確認するよー。

GM:確認すると、カードにはこんな文字が書かれていますね。


『貴女の相棒の心は頂戴した。怪盗ジョーカー』


ローザ:「私の相棒――桜華さんの、心……!?」

 五条さんのことを、その特異な能力のことを思い返して、はっとする。


 五条快人の能力――すなわち、心の強奪。彼は他者の心に干渉し、その人物が持つロイスを操作することが可能なのだ。

 それ故に彼は、「心の怪盗」を名乗ることが出来るのである。


GM:怪盗ジョーカー――心の怪盗からの、不可解なメッセージ。それは君の胸に、小さな棘となって刺さったのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る