第4話:メインプレイ:マスターシーン1
GM:では、マスターシーンに移ろう。
時間は翌日の昼時。クマが出演しているTV番組が始まるところだ。
クマ(GM):「さあ、今日もやってきたクマ。お昼の生情報番組「クマの部屋」。今日のゲストは――」
GM:ここで、急にスタジオの照明が落ちるね。
さらに揚羽のハッキングによって、事前に用意していた画像と音声データが流れ出す。
昭人:キャー、怪盗ジョーカーよー!
予告状(GM):「フハハハハハ! ごきげんよう諸君。我が名は怪盗ジョーカー! 心を盗む怪盗なり! 本日は予告状をお届けに参上した!
巷を騒がせる“心の破壊者”よ。その悪行、これ以上捨て置くことは出来ない。悪意に満ちたその心、我が頂戴する!
これは予告だ。明日の深夜0時、湾岸公園に我は参上する! 心の破壊者よ、怪盗を恐れぬならばかかってきたまえ!
予告状、確かにお届けした。さらばだ諸君。フハハハハハ!」
GM:スタジオの照明が戻ると――正面モニターには、デカデカとこのような文字が映し出されていた。
予告状(GM):『Take Your Heart――貴方の心を頂戴する』
GM:といった感じで、予告状のマスターシーンは終了だ。
この瞬間、GMは、やりきった感に満ちていた。もうね、シナリオ書いてる段階からノリノリでこのシーン用意してたっていうね。
GM:さあ、敵を釣り上げる準備はできた。クライマックスの時間だ!
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