第4話:メインプレイ:ミドル8-2

ローザ:「ああ、そうだ五条さん」

快人(GM):「ああ、仕事中はジョーカーとでも呼んでくれ。どうした?」

ローザ:「……その。アルセーヌさんとは、仲、良いんスか?」 そっぽを向きながら。

快人(GM):「彼はもう一人の俺だ。良い悪い、程度の言葉で表すことはできないな」

昭人:「…………」

ローザ:「……そうっスか。変なこと聞いて悪かったっス」

快人(GM):「……君、自分の……いや、無粋か。すまない、何でもない」

GM:快人はイージーエフェクト《プロファイリング》で何となく察します(笑)


ローザ:このやろー!?

GM:フハハハハハ!


快人(GM):「さて、問題はどうやって犯人まで辿り着くかだ。敵はおそらく気まぐれなジャーム。行動に一貫性がない。

 どうにか敵を挑発し、こちらに注意を向けさせる必要がある……さて、どうしたものか」

昭人:「? 簡単じゃない? 挑発すればいいんじゃないの?

 文字通り、文章にして……さ」 ニヤリ

快人:(GM):「……!」 ニヤリ

ローザ:「なるほどっス」


昭人:これでいいんじゃないかと思っている!

ローザ:おっけーだと思う!

GM:大正解さ! よくやった!


昭人:「そういうの、専売特許でしょ? ジョーカー?」

快人(GM):「ああ、いいね。実に俺好みだ。どうやら君には、怪盗としての才能があるらしいな」

ローザ:「ジョーカーさんの美学、見せてもらうっスよ」

揚羽(GM):「情報拡散ならウチとクマさんにお任せ下さいなっと。面白くなってきたぞー」

快人(GM):「いいだろう、期待には応えたい主義でね。派手に決めてやるさ……!」

GM:では手立ても整ったところで、マスターシーンに――。

昭人:あ、もうちょっとロールプレイをさせておくれ。

「ジョーカー……ジョーカー……あれ?」

快人(GM):「俺の名が、どうかしたか?」

昭人:「確かローザさんは“夜天(プロプリア)”だっけ。なんで二人とも、二つ名みたいなの持ってるの?」


昭人:そう、彼には二つ名を名乗る習慣がないのだ! というか名付ける習慣すら知らない!

GM:ああ、なるほど。

ローザ:そうだよね、一般市民でイリーガルだもんね。


快人(GM):「実名では足がつくからな。裏に生きる人間として、それでは困ることが多いのさ」

昭人:「へぇ……ローザさんも?」

ローザ:(ぴく)「……そうっスね。どうしても大きな作戦になると、一般的には犯罪のことも多いっスから」

快人(GM):「プロプリアねぇ……皮肉が効いていることだ」


昭人:そう! 昭人の二つ名の伏線を作りつつ、ローザの地雷を踏むのが目的さ!

GM:グッジョブ!

ローザ:このー!(笑)

GM:なんなの、昭人は毎回、地雷を踏まないと死ぬ病気か何かなの?(笑)

昭人:いや、こう……ね? 踏みたくなるじゃん?(笑)


ローザ:「桜華さんにも、そろそろ二つ名を付けないとっスね」

昭人:「なるほど……そうだね。俺もそろそろ何か付けたほうがいいかも」

ローザ:「怪人百面相……」 ぼそり

快人(GM):「ダメだ。怪人は俺のイメージと被る」 断言

昭人:「そっか……じゃあ何か別なのを考えておくよ。

 さてと。それじゃあ、そろそろ作戦に移っていこうか。ジョーカー、いいアイデアある?」

ローザ:「私たちも、ちゃんと準備しておくっスよ」

快人(GM):「ああ、俺も準備に取り掛かるとしよう。さて、そうだな――」


 ここで、昭人は「怪盗ジョーカー」に○感服/敵愾心でロイスを取得。さらに「五条快人」へのロイスの感情を○親近感/警戒に決定する。


 さらにPCたちは揚羽の判定代行効果を使用し、ローザが「ボルトアクションライフル」を、昭人が「アームドスーツ」を調達、装備した。

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