第4話:メインプレイ:ミドル4
GM:続いてのミドル。シーンプレイヤーはローザです。どう行動しますか?
ローザ:とりあえず例の生徒に会いに行ってみますー。桜華さんにもついてきてほしいな。
昭人:では私もインしよう。
ローザ:シーンイン! (コロコロ)9点上昇、63%!
昭人:シーンイン! (コロコロ)7点上昇、51%!
ローザ:ぐはぁー。
GM:ローザ……。
昭人:これはGMが困る展開(笑)
GM:まあ、やっていきましょうか(震え声)
GM:君たちは、精神喪失の被害者となった生徒を訪ねていった。被害者家族は、君たちを学校の友人と勘違いし、快く本人に会わせてくれるね。
一般生徒(GM):「あ……う……」
GM:被害者は焦点の合わない虚ろな目を向けてくる。
ここで情報項目を開示しよう。
▼情報収集「精神喪失の被害者について」
難易度……知識:レネゲイド 5
ローザ:じゃあ私から! (コロコロ)達成値19! 完璧です。
GM:では情報を公開しよう。
●情報「精神喪失の被害者について」
・精神喪失の原因は、ロイスを失ったことによるもの。
・具体的には、衝動:破壊のEロイス「砕け散る絆」によってロイスを消去されている状態。
・これは普通では起こり得ず、明らかにオーヴァードによる人為的な被害である。
・この情報により、被害者の状況を、怪盗の手口と比較することが可能に。
・情報項目「怪盗の手口について」を開示。
▼情報収集「怪盗の手口について」
難易度……情報:UGN 6
昭人:ではこちらが振りましょう。(コロコロ)達成値4。財産P使って達成値6にして成功です。
GM:では情報公開するよん。
●情報「怪盗の手口について」
・悪人相手に予告状を出し、その通りに悪人の心を盗む。
・具体的には、Eロイス「砕け散る絆」で悪人のロイスを消去している。
・その後、何らかの手段で「罪の意識」へのロイスを取得させ、悪人を改心させていたようだ。
GMでは調査を終えた君たちに、被害者の母親が話しかけてくるね。
母親(GM):「わざわざありがとうございます。こんな状態になってしまったけど、この子は幸せ者です」
昭人:「……いえ。早く、いつもの状態に戻ることを祈ってます」
ローザ:「そうっスね……早く元気になってくれると嬉しいっス」
母親(GM):「つい先日も、友達だっていう男の子がお見舞いに来てくれたんですよ。癖っ毛で、どこか不思議な雰囲気の子で。
この子、なかなか友達ができないって悩んでたのに、ちゃんと心配してくれる人が来てくれたんですから。嬉しいことです」
ローザ:「……」
昭人:「癖っ毛……その友人の名前は聞いてますか?」
母親(GM):「確か、快人くんといってたかしらねぇ……」
昭人:「……そうですか、彼が……すみません、変なことを聞いて。俺たちはこの辺で。お邪魔しました」
ローザ:(興味ある、とは言ってたけど……)
「お邪魔しましたっス」
昭人:よし、軽く考察のロールプレイをしよう。
「ローザさん、どう思う?」
ローザ:「手口としては、怪盗のやり口に見えなくもないっス。ただ……」
昭人:「ただ?」
ローザ:「予告状を送りつけていたのには、そいつなりの流儀というか、こだわりがあったように思えるっス。
ジャーム化して失ったといえばそれまでっスけど、違和感があるっス」
昭人:「だね。俺も違和感はある……かな。
じゃあ次。彼……五条快人をどう見る?」
ローザ:「正直、常軌を逸してるっス。いくら興味があっても、わざわざ被害者の家に行くなんておかしいっス」
昭人:「……俺が思いつく可能性を言ってみてもいいかな?
1つ目。彼は不思議な事が好きな根っからの変人で、被害者の噂を聞きつけ、友人と偽って訪問した。
2つ目。彼はオーヴァードであり、この精神喪失事件の犯人である。見舞いに来たのは、犯行が失敗していないかの確認のため。
3つ目。彼はオーヴァードであり、怪盗である。被害者を訪問したのは、自身の手口と似た現象の確認のため。
こんなところなんだけど、どうだろう?」
ローザ:「そうっスねえ……1つ、可能性を追加しておくっス。
4つ目。怪盗はチームで、彼はその片割れである。相方の暴走を止めるべく、調査を行なっている」
昭人:「あぁ、なるほど。その可能性もあるのか」
GM:五条くんが凄い勢いで疑われてて笑える(笑)
ローザ:だって怪しいんだもんー!(笑)
昭人:いや、変人で片付けるには怪しすぎるでしょう……(笑)
GM:アヤシクナイヨー(棒)
昭人:「ダメだね、可能性がありすぎて絞れないや」
ローザ:「いずれにせよ、1つ目の可能性以外なら、重要な位置にいそうっスね」
昭人:「だね。そうでないことを祈るけど……さ、調査を続けようか」
ローザ:「絞るのはまた後でもいいっスよ。事件を追う一方で、五条さんについても調べる必要があるっス」
昭人:「そうだね。真偽を確かめないと」
GM:いやぁ、盛り上がって参りましたね。ではこのシーンを〆ようか。
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