第3話:メインプレイ:クライマックス1-4(戦闘)

GM:ラウンド回ってセットアップ! いないね。

 ではイニシアチブ、ローザの手番!

ローザ:FH構成員にメジャーでコンボ「牽制射撃」! (コロコロ)達成値55!

GM:うっわ、回避2Dじゃ無理だって。命中!

ローザ:(コロコロ)37ダメージ!

GM:FH構成員に37ダメージ、戦闘不能! 4体もいたFH構成員、全滅!

 では次、イニシアチブ、昭人!

昭人:マイナーで戦闘移動! ドーパントのエンゲージに突入!

 姿を死神に戻し、メジャーでコンボ「死神の鎌」! (コロコロ)達成値27!? ひっでぇ……。

 揚羽、《妖精の手》をお願いします!

揚羽(GM):《妖精の手》を宣言! ダイス1個をクリティカルさせる!

昭人:(コロコロ)達成値59! っしゃ、回った!

ドーパント(GM):《竜鱗》を宣言! リアクション放棄で装甲値+20!

昭人:装甲持ちか、厄介な!

 (コロコロ)45ダメージ!

GM:ドーパントに初ダメージ! 痛いが、まだ倒れない!

昭人:「うぉおおお! ローザさんから離れろぉ!」

 刀でドーパントを一閃!

ドーパント(GM):「ふんぬあああぁぁぁ!」

 ドーピングした筋肉で持ちこたえる!


 そして次のイニシアチブ、ドーパントの手番。再びローザに狙いを定めるも、ダイス目は振るわず。一方、ローザのリアクションは。


ローザ:《月光の奏者》を宣言します!


昭人:おお、来たか!

GM:ここで使うか!


???(GM):例によって、冷たい闇がローザを妨害しにきます。

ローザ:回避しようとしたところで冷たい闇がかかり、一瞬、足がすくんでしまう!

シュバルトリリス(ローザ):「……っ!」

 両手を広げ、ローザを庇うように前に出る。

 攻撃が当たりそうになる瞬間に自ら姿を消して、攻撃を回避する。それによって距離感が狂い、ローザにも攻撃が当たらない!

ローザ:「私を、庇った……なんで。

 なんで……? ずっと、嫌いだったじゃない。私も、あんたも……。

 あんただって……嫌いだったんじゃ、ないの……?」

 これが、さっきの桜華さんの行動に対する返事です!

GM:というところで、イニシアチブ、昭人!


 実はここで、GMは大きな間違いを犯してしまった。

 本来ならドーパントの手番が終わり、クリンナッププロセスになるはずだったのだ。ところがGMはローザの一連の描写を手番と勘違いし、昭人に行動を促してしまった。しかもそれが発覚したのは、間違って行動させてしまった昭人の手番が終わった後。

 由々しきマスタリングのミスである。PC達には申し訳ないことをしてしまった。


昭人:メジャーでコンボ「死神の鎌」! いくぞドーパント! (コロコロ)達成値28!

ドーパント(GM):《竜鱗》を宣言! 耐えたらぁ!

昭人:ダメージいくぞ! (コロコロ)41ダメージ!

GM:装甲値を引いて、ドーパントに21点のダメージ!

 これで累計ダメージは46点……そして、ドーパントの最大HPは41点だ。

 ドーパントのHP0! 戦闘不能!

昭人:ほっ、ギリギリ落とせた。


ローザ:あれ、私の手番、飛ばされてない?

GM:……あっ。


 GMのアホなミスが発覚した瞬間である。


GM:ごめーーーん!?

 《月光の奏者》の描写でローザの手番と勘違いしてしまった。

 以後、気をつけますのでお許しを~!

ローザ:いいよー、気持ちよく戦えたから(笑)


 PLの優しさにGMが泣いた瞬間である。

 それはともあれ、昭人の決着の一撃の描写に移ろう。


昭人:「……いくぞ!」

 刀を構え、姿勢を正す。

ドーパント(GM):全身の筋肉がパンプアップし、衝撃に備える。

昭人:「はぁああああああああああっ!!!」

 影を纏わせ、巨大化させた刃でドーパントをぶった斬るっ!

ドーパント(GM):「ふんぬあああああぁぁぁぁぁ!!!」

 仁王立ちで、正面から受け止める!

昭人:「っ! (くそっ、浅いか!?)」

GM:だが、しかし。

ドーパント(GM):「……………………」

GM:ドーパントは立っている。しかし、その後の反応は、ない。

昭人:「俺の……勝ちだ」

GM:ドーパントは渾身の一撃を受け、立ったまま気絶している。君の勝利だ。

 というわけで、敵の全滅を達成! 戦闘終了です!

昭人:おつかれさまー!

ローザ:おつかれさまでしたー!

GM:おつかれさんー!

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