第3話:メインプレイ:クライマックス1-3(戦闘)

GM:ではセットアップ……いないね。

 次、イニシアチブ、ローザの手番!

ローザ:マイナーで《オリジン:プラント》を宣言!

 メジャーでFH構成員にコンボ「牽制射撃」! (コロコロ)達成値61!

GM:殺意高いなぁ。回避は無理だな。ダメージどうぞ!

ローザ:(コロコロ)47ダメージ!

GM:あの、牽制射撃で倒されるんですが……。

 FH構成員のHP0! 戦闘不能!

昭人:牽制(トドメ)


 続いての行動は、最後に残ったFH構成員。切り札の複数体攻撃で、PC全員を狙う。が、ここでローザがダイス目を味方につけ、代理ドッジと自前の回避で対決に勝利。

 FH構成員の最後の足掻きは、まさかの不発に終わった。

 そして、昭人の行動順になったわけだが……。


昭人:どうしよう。すごくやりたいことが出来てしまった。

 でも、ローザの精神面での負担になるかもしれない。

ローザ:やっちゃえ! どんとこーい!

GM:ローザが漢らしすぎる(笑)

昭人:……う、うおおおぉぉぉ!


 ここで昭人は、コピーエフェクト《万象の虹》と《異世界の因子》を宣言。彼がコピーしたエフェクトは、GMにとっても予想外のものであった。


昭人:FH構成員から《ハンドレッドガンズ》、ローザから《オリジン:プラント》をコピーする!


 《オリジン:プラント》は「制限:RB」のエフェクトなので、昭人が取得できるかは微妙なところだ。今回は、GMの裁定によってOKとしている。

 それはそうと、このコピー内容。まさかこいつ、「アレ」に変身するつもりなのか。そんなことをしたら、ローザが大変ショックを受けるのでは。そんなGMの驚愕と心配をよそに、昭人は宣言を続ける。


昭人:マイナーで《ハンドレッドガンズ》+《オリジン:プラント》を宣言!

 メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》+《オールレンジ》を宣言!

 FH構成員がローザに攻めかかるのを見て、昭人の中で何かが弾ける。

「あぁ……あああああぁぁぁぁぁ!」

 人間の姿に戻り、再び影が昭人を包む。それが晴れた先に立っていたのは……コピーによって変身した、もう一人のシュバルトリリスだ!

 そして命中判定前、ここで使う! 《ダヴィンチの調和》を宣言! C値6で判定する!

 (コロコロ)達成値、46!

「ローザさんに、これ以上、手は出させないッ!」

GM:回避は無理だな。ダメージどうぞ!

昭人:(コロコロ)26ダメージ! 出目が低い!

GM:痛い! でもギリギリ生きてる!


昭人:足りないか……。

GM:ぶっちゃけ期待値出てたらやられてた。

昭人:悲しいなぁ。


昭人:「はぁ、はぁ……っ!」

 シュバルトリリスの姿で、ローザを助けようとする。

ローザ:「シュバルトリリスが、私を……? そんな……はずが……。

 違う……あれは、桜華さんで……シュバルトリリスじゃ……っ!」

昭人:「否定……しないであげてくれ……」

 息も絶え絶えに、言葉を紡ぐ。

ローザ「っ!」

昭人:「それも……君の力……だろう……?」

ローザ:「そう……そうだよ……私の力……。

 だからこそ、こうじゃ、いけなかったんだ……」


昭人:あぁ、楽しかった(全力で地雷を踏み抜いた顔)

ローザ:さーて、どう拾っていこうかなー!

GM:やりやがった……だがよくやった!


 昭人の行動が終わり、続いてドーパントの行動。昭人への意趣返しにローザを狙うが、達成値が振るわず、たやすく回避される。


GM:残念。クリンナップ! いないね。ラウンドが回るぞ。

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