第1話:メインプレイ:クライマックス1-1


GM:ではクライマックスシーンを始めていこう。シーンプレイヤーは昭人。ローザも最初から登場で。

ローザ:シーンイン! (コロコロ)3点上昇!

昭人:シーンイン! (コロコロ)5点上昇!


ローザ:既に103%……攻撃、サボるかも(笑)

昭人:うぇい!?(笑)


GM:君たちは陽介を連れ、路地裏の鏡面を目指している。が、そう簡単に事が運ぶはずもなく。

陽介シャドウ(GM):「見ぃつけたぁ! おいおい、逃さないぜ? 俺!」

昭人:「……やっぱり見つかったか」

ローザ:「まあ、そうっスよね」

GM:すまんな。陽介(本物)がいないと、“あのくだり”が再現できないのだ(笑)

陽介シャドウ(GM):「いつまで逃げ回るんだぁ? いい加減、俺と交代しようぜぇ!?」

昭人:「……交代? それってどういう……」

GM:ではリクエストにお応えして、“あのくだり”を始めようか!

陽介(GM):「へっ、うるせーよ! わけわかんねーことばっか言いやがって! 何だよ俺と交代って。っつか、お前誰なんだっつーの!」

陽介シャドウ(GM):「俺が誰かって? 決まってるだろ、俺はお前だよ! 臆病者の陽介くぅん!」

陽介(GM):「な……臆病者って、意味わかんねーんだけど!?」

陽介シャドウ(GM):「わかってるくせによぉ。拒絶されるのが怖いから、先に相手の懐に潜り込んで、仲良しのフリしてたんだろぉ!?」

陽介(GM):「な、なんだよ、お前、何言って……!」

陽介シャドウ(GM):「チョロい奴らばっかりだよなあ。友達思いの良い奴のフリしてれば、勝手に向こうから俺を受け入れてくれるんだからさぁ!」

陽介(GM):「ち、違う……やめろ、やめろよ!」

昭人:(俺が引き込まれた時、こんな問答はなかった。どういうことだ?)

陽介シャドウ(GM):「転校生の歓迎会? 笑わせんなよ! それやっとけばテメエが受け入れられるって、打算でやってただけだもんな!?

 もう沢山なんだよ! 周りを気にして、媚びへつらって! 俺がお前に代わってやる。周りなんてどうだっていい、好き放題に生きてやるよ!」

GM:そう吠える陽介シャドウの様子は、内なる衝動を暴走させた……ジャームの姿そのものだ。

陽介(GM):「ふざけんな! お前なんか。お前なんか……!

 お前なんか! 俺じゃねえ!」


昭人:お約束いただきました~。

GM:PC置き去りのかけあいですまないね。でもやりたかったの(テヘペロ)

昭人:仕方ないね、恒例行事だもの(笑)


ローザ:(よーすけさんの様子から見て、きっとこのジャームの言ってることは間違ってない……なんで、ジャームが歓迎会のことを知っているの……?)

陽介シャドウ(GM):「そうかい、そりゃあいい! 俺はもうお前じゃない! お前に代わって、俺が! 新しい俺になってやるよぉ!」


GM:“あのくだり”やりきったー!

ローザ:ぐっじょぶ! これがないとペルソナじゃないもんね、是非もないね!

GM:というわけで、これがこの卓での陽介の地雷だったわけだ。

昭人:なるほど、拒絶への恐怖か。正直こういうの好き。


GM:陽介シャドウの叫びと同時、その身体が大きく膨れ上がり、変貌していく(イメージ:ペルソナ4のジライヤ)。

陽介シャドウ(GM):「邪魔するなら、俺と一緒にお前らも殺してやるよぉぉぉ!」

昭人:「陽介、俺たちの後ろに下がっててくれ」

ローザ:「これから起きること、誰にも言っちゃダメっスよ?」

陽介(GM):「昭人、青菜さん……俺、違うんだ、俺は……!」

ローザ:「よーすけさん、全部終わったら、また、一緒にカラオケ行くっスよ」

昭人:「もしあいつの言葉が本当だとしても、俺は陽介を見限らない。

 打算、計算、仲間意識……そんなことを考えるのは当たり前。そうだろ?

 でも……それでも俺は嬉しかったよ。その事実だけで、戦える。

 だから……これからの俺を見ても、友達でいてくれると……嬉しいかもしれない」

陽介シャドウ(GM):「のん気にお喋りか!? 余裕はそこまでだぜ、お前らぁぁぁ!」

GM:バケモノとなった陽介シャドウの声とともに、解放の衝動を孕んだ風が吹き荒れる! 衝動判定だ!


▼衝動判定

難易度……意志 9


昭人:「思い出の逸品」の効果も合わせて判定! (コロコロ)達成値10!

ローザ:(コロコロ)達成値14! 成功!

GM:では、2Dの侵食上昇だ。

昭人:(コロコロ)8点上昇!

ローザ:(コロコロ)5点上昇!


GM:よっしゃあ、安い!

昭人:なぜGMがガッツポーズしてるのか、これがわからない(笑)

ローザ:堕ちたらごめん、なんか嫌な感じがする気がする。

GM:待って、ほんとにやめて?(笑)

ローザ:よーすけさんに声かけてる時から、嫌な感じがしてるのです。

GM:「これが終わったら~」って、あんなフラグ建てるから……!

ローザ:ああ言えば、堕ちても映えるなって(笑)

昭人:おまっ、それ考えてもやったらあかんやつ!(笑)

GM:堕ちないでね? 後生ですから!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る