第1話:メインプレイ:ミドル3-2(戦闘&PC1覚醒)


GM:さて、目の前でいきなり戦闘が始まった昭人さんや。君はローザに守られているが、素人目にもローザが苦戦()していることは明らかだ。


昭人:カッコ付き(笑)

GM:しゃーないやん! 一回くらい《リザレクト》させるつもりだったのに!


GM:まあ、ともかく。一人だけのローザに対し、敵が多すぎるのが見ていてわかる。

 君を守って孤軍奮闘するローザだが、ついにその横をすり抜け、ジャームが君に牙を向く。


ローザ:代理ドッジ(ぼそっ)

GM:イベントなので勘弁して下さい(笑)


GM:バケモノの影が、昭人の眼前に迫る。このまま何もしなければ、できなければ、君もローザも死はまぬがれないだろう。

昭人:「あ……」 目を見開き、見ているしかできない。

ローザ:「しまっ……!」

昭人:(どうすれば、どうすればいい!?)

GM:疑問、恐怖、絶望……そんな感情に押しつぶされそうな君の中で、何かが脈打つ。

 さあ、君は運命に“従う”のか、それとも“抗う”のか?

昭人:……抗おう。ここで死ぬなんてまっぴらだ。

(俺は何をすれば、何が正解なんだ……どうすればこの状況を覆せる?

 ……そう、“力”だ)

GM:君の弱く、それでも確かな意志に、胸の内の鼓動が一際大きく応える――!


GM:さあ、覚醒の時間だ。好きに演出してくれ。

 あ、向かってきたジャームは演出で倒してしまってくれ。


昭人:(あいつらを退けられる……“力”が必要だ!)

 自覚した瞬間、昭人の中でドクン! と何かが脈打つ。

 その鼓動に、内から溢れ出すものに、昭人はその身を任せる。

「ううぅぅ……ああああぁぁぁあああああっ!!!」

 昭人の周囲の影が変化し、彼の周囲を取り囲み始める!

 昭人を取り囲んだ影は、彼を巻き込み球体へと変化していき……そして――。

「ガアアアァァァアアア!!」

 影の球体から白面の死神が姿を表し、近づいていたジャームをその手の刀で一閃、斬って捨てる!

GM:影より生まれ出た白面の死神。その異貌は、伝説として知られる異形“輪廻の獣(アルマ・レグナム)”の姿そのものであった。

ローザ:「っ!! アルマ……っ!!」

昭人:「グ、ガアァァ……!」

GM:では昭人、ここで衝動判定を行なってもらおう。覚醒した君は、急激なレネゲイドの侵食に耐えなければならない。

昭人:やはり来たか。「思い出の逸品」の効果で〈意志〉の達成値+1、からの……(コロコロ)達成値13で成功だ。

 昭人の意識の中で、ささやかなオルゴールの音色が響く。その安らかな音色が、彼の意識をしっかりと繋ぎ止める。

「はぁ……はぁ……あれ? ……あぁ、一体倒せたのか……よかった」

ローザ:銃を向けつつ 「……学生さん、意識があるんスか?」

昭人:「はぁ、はぁ……ああ、大丈夫です……驚かせてしまってごめんなさい。残り一体も、倒しましょう」

ローザ:「……信じるっスよ?」


GM:これ、暴走してたらローザに撃たれてたよね?(笑)

昭人:せやな(笑)


GM:さて昭人。通常なら衝動判定後の侵食増加は2Dなのですが、今回は4D上昇させて下さいな。

 覚醒したてで侵食が強いということで、よろしく。

昭人:はいです(コロコロ)22点上昇。おおう、一気にローザに追いついた。

GM:それでは、戦闘のラウンド進行を再開していこうか。

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