第二章、神々との戦争
第二十一話、神々との戦いの開幕
建国から早、二年の月日が流れたのであった。勝虎は建国してからでも仕事の内容はあんまり変わらなかったがしいて言えば最近、アーナスと安田の二人が何か自分に隠し事しているような気がしたのであった。まあ、他人に知られたくないことなんて一つや二つぐらいあるものだからあんまり気にしないでおくかと思い仕事に専念するのであった。それに仕事が長引くと鬼小島とかまってあげる時間がなくなると思い必死にしごとにしゅうちゅうするのである。
それから勝虎は何とか仕事を終わらせて鬼小島のところに向かうのであった。そこでは鬼小島が一人で修行をしていたのである。勝虎は何をしているのと聞いたところ鬼小島は刀の練習と言うのであった。勝虎も一緒にその練習に付き合うことにしたのであった。
そうもしながら夜を迎えて鬼小島が熟睡したのを確認して一人で今までいろんな月魔族や人に変装して勝虎自らがいろんな国の情報を集めていたのであった。そして気になる人物の情報も集めてあることに気が付いたのであった。
その中でも勝虎はあることに集中的に考えるのであった。それと気になることがあったのである。
まず最初に七十八代目勇者、百合奈は勇者の中でもけた違いの能力を持っており魔王もしくは同じ勇者でしか対抗できないのではないかと言われている。その理由は彼女は純粋な人ではなくハーフだということが分かったのである。それも三種族の血が入っているのである。まず半分は人で四分の一はエルフでさらに四分の一は天使だということが判明したのであった。勝虎は正直、この勇者マジでリアルチートじゃないですかと思いながらもどうすれば倒せるのかを考えるのであった。
それと災狐のことはあんまり情報は入手できなかったがあることが分かったのである。それはこの狐はどんな風に出すのかはわからないが物を出せる力があるらしいおそらくその気になれば水爆とかも出せるであろう。それとなぜ自分のことを知っているのかもいずれは知らなければ・・・
何よりも危険なのは悪神アーリマンの存在である。その名前の通りアーリマンは悪神である。自分とはけた違いの強さを持っておりその軍隊も全く歯が立たないぐらいに強いであろう。なぜアーリマンが自分のもとに姿を現したのかはわからないがおそらくまた出会うことになるのであろう。その時、もしアーリマンと戦うことになったら自分はどうすれば生き残れるのであるかな。そしてこの人の情報は伝説の話ぐらいしかなく実際に何をしたのかは全くと言っていいほどわからなかったのである。
後気になったことは獣人たちがなぜあんなに早く日本語を覚えていたのかがわからなかったのであったがついこの前に一人の獣人から聞いたが七十六代目勇者に教えてもらったらしい。勝虎はおそらくこの勇者も元日本人であったのであろうと考えたのであった。ついでに七十六代目は大変な美人だったらしいので人気はかなり高った。そのために彼女は大剣を使っていたために皆必死に大剣をうまく使えるように努力もしていたとか。
勝虎は生きていればぜひとも会いたかったと思いながらも情報を整理するのであった。そんな時に遠くから狼煙が上がったのであった。勝虎は人の国の国境辺りで異変が起きたらすぐに伝わるように狼煙を作っていたのである。それもある程度の距離を置いて何個も作っておりそれが上がったということはここに人間たちが攻めてくるというものであった。
勝虎は急いで皆を起こし敵が攻めてくるぞ、戦の支度をせよと言って己も戦いの準備をするのであった。鬼小島もその音で目を覚まして勝虎に何が起きるのと尋ねたところ勝虎はもうすぐに戦いに行かないといけないから留守番できると聞いたところ鬼小島は嫌がって一緒に行くと言うのであった。勝虎も確かに見えるところにいてくれた方が安心かなと思い一緒に来ていいというのであった。
その後、準備は朝まで続き何とか準備をして出陣したのであった。勝虎は初めての集団戦闘だから何としてでも勝ちたかった。昔は一万以上いたが分裂して今では二千五百ぐらいしかいないのでもっといたら楽だったのになと思いながらできれば相手が馬鹿でありますようにと祈りながら軍を進軍させるのであった。
軍を進軍させながらも一部の者には偵察をさせていたのである。そうして偵察から聞かされた情報は相手側に勇者がいるというものであった。勝虎はさすがにやばいかなと冷や汗をかきながらも対策を考えるのである。
そうしてついに敵が確認することができたのである。相手はある山の頂上ところで待ち受けていたのである。勝虎は急いでそこら辺の地図を確認したところ急に勝虎は笑い出したのであった。
「この地形であそこを本陣するなんて馬鹿じゃないのか。あんなところで本陣を構えていたら半月も持たないよ。もしかして相手は登山家で有名な馬謖さんですかwwww。こんな戦いマジで楽勝wwww。」
歌夜はあまりにも大爆笑している勝虎を見てちょっと引いたのであったが勝虎は急いで幹部たち全員に集まるように指令を出したのであった。そうして幹部たちは集まり作戦会議を開いたのであった。
「諸君、集まっていただきありがとう。早速だが作戦会議をする。相手はあの山の頂上に本陣を構えている。ここでやるべきことは何だと思う、諸君の意見を聞きたい。」
まず最初にアーナスが言い出したのであった。それは作戦と言うより
「山に敵がいるならまず火を放ちましょうよ。そして一人残さず殺しましょう。」
「お前は比叡山を焼く信長か、そんなことはしない。」
その次に歌夜が言い出したのであった。
「やっぱりここは夜襲ですよ。夜を待って一気にせん滅させましょう。」
「それは相手が山に陣を取っているから効果は少ない上にこちらの被害は大きいからな勝てるが・・・最善の策ではないな。」
その後は安田が提案するのであった。勝虎は戦国時代に生きた武将ならいい答えを出してくれると期待した。
「まずはここで動かないことです。最初に動き出した方が負けます。動かざるごと山のごとしと言いますし相手が逃げ始めてから追撃するのはどうでしょうか。」
「流石安田さん・・・と言いたいところだが相手は食べ物は恐ろしいほど持ってきている先に食糧難に陥るのは我々だ。そのためその策は使えない。こちらもたくさん食料を持ってきていれば最善の策だと思う。」
最後に子供の鬼小島が言い出したのであった。ほかの者はどうして子供まで軍議に参加していると突っ込んだが勝虎が見える場所にいてくれた方が面倒見やすいからと言うのであった。そしてここで鬼小島は
「この辺のお山、水がない。」
勝虎以外はだからそれがどうしたのと頭をかしげたが安田は間をおいてからそうかと言うのであった。歌夜はなぜそうかと言ったのかを聞いてみたのであった。
「いいですか、この辺は雨が非常に降りにくい場所で川の水も全然なく山の上とかはもうないと言っていいほどでしょう。そこで我々がとるべき行動は相手の水の補給路を断つことでござる。そうすれば殿が言っていた通りに敵は半月も持たずに壊滅でござる。そこで弱ったところで我々が猛攻すれば簡単に戦いに勝てるでござるよ。」
勝虎はまさにその通りだというのであった。そして鬼小島に対してよくわかったなえらいえらいと頭をなでて褒めるのであった。鬼小島もうれしそうであった。そうして勝虎たちは敵の水の補給路となっている川をせき止めたのであった。それから数日で川は枯れて敵は水の補給路がなくなり慌てて水の補給路を確保するべくせき止めてある川に急いで向かったがそこには勝虎たちが待ち構えていて弓矢、魔法さらに昨年についに完成した火縄銃で迎え撃ったのであった。敵は待ち構えていたことに警戒をしたのかすぐに退却をした。勝虎はそうであろうなと思い。伏兵部隊に敵の逃げ道になっているところを遠距離攻撃で次々へと倒していったのである。敵はそれでも何とか生き残り陣まで退却するのであった。
かくして人との神々との初戦は勝虎側の勝ちに終わるのであったが敵はまだ完全に退却しておらず勝虎はさらに追い詰めることにしたのである。
のちにこの戦いはこう呼ばれている・・・・・街亭の戦いと呼ばれる。
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