第二話、ついでのほうが大変ですが?

教育もだいぶ進んできたなと思った勝虎は次は地盤つまり今までは仮拠点であったが本格的な場所がほしいなと思い。アーナスたちにしばらく勉強、修行などしながら待機してくれと言って。自分は拠点にふさわしい場所を探してくると言ってその場を後にした。それから一週間後、勝虎は拠点もしくは小城と城下町にできそうなところを探していたが意外に簡単に見つかりしかもそれなりに大きな城下町を作るほどの広さにそれを守るかごとくの南と西には天然の渓谷、それ以外の方向には自然の要塞と言える山脈もあり素晴らしい場所を見つけた。勝虎はここなら籠城しても余程のことがない限り落ちはしないだろう。それに自然が美しいのも魅力の一つだなと考えていた。将来は月魔族だけで考えて国を動かしてもらい野心?がありまず月魔族に心を持つにはいろんなことを体験させないといけないと考えておりきれいな光景だなと思う気持ちを作るにはいい機会かもしれない。ほかにも城下町はどうしようかなと楽しみながらいろんなことを考えていたらあっという間に夜になり帰ろうとした時に山脈から音が聞こえそちらの方向を見てみたらそこにはドラゴンがいた。そのドラゴンはドラゴンの中では下から数ええたほうが早いはずと思っていたがドラゴン自体強いのでここで拠点するにはどうにかする必要がった。



勝虎は考えるよりも強さを見せつけて何とかするほうが良いなと思い。ドラゴンと戦うことにしたのであった。堂々とドラゴンに接近した。しかし、よく見るとこのドラゴンは弱っているように見えた。その上に親と言うよりも子供クラスの大きさで体中に小さな傷があった。これはおそらく急いで逃げるためにいろんなところを引っ掛かり怪我をしたものだと考えた。問題はこのドラゴンがこれほど必死に逃げると言うことは理由は単純であった。それ以上の化け物が近くにいると言うことにほかにならない。そんなことを考える間にその正体を現したのである。それはドラゴンの中でも最上位クラスと呼ばれている、グランドドラゴンであった。先ほどのドラゴンはこれから逃げていたのかと思いつつよく見ていたらこのドラゴンの親らしき物を食べた後が残っていたのだ。おそらく取り逃がしたこのドラゴンも食べに来たのであろうとわかった。だが、このグランドドラゴンは普通ならそれは正しかったが今、目の前に勝虎がいるのである。この勝虎は人間のころから力なき特に子供がやられるのところをこの勝虎の数少ない逆鱗に触れる行為。もちろん同族だけでもなくほかの生き物も同様であった。そのためにグランドドラゴンはお構いなしにやろうとした瞬間、グランドドラゴンの左翼に大きな穴ができたのであった。警戒していなかったグランドドラゴンは原因を探した。そして原因を発見した。だがそこには異様の光景が広がっていた。普段は天然キャラに近い勝虎が下手な魔王よりもドス黒いオーラを出してグランドドラゴンに向かって


「お前があのドラゴンを食べる前に貴様を俺が食ってやる。覚悟しろよ、くそグランドドラゴンー!」


グランドドラゴンは勝虎に向かって火炎ブレスと尻尾で攻撃したが勝虎は氷魔法で防御結界を作りすんなり防ぎその上で尻尾をうまく捕まえたのであった。それを気づいたグランドドラゴンは急いで振り払おうとしたが全くと言うほど動かなったのである。しばらくしてグランドドラゴンが疲れを見せ始めた時に勝虎は己の武器を出した。それは日本刀ように見えるが刀から蒼い気みたいなものを出していた。それを氷魔法を使い魔法刀にし見えないほどの速さでグランドドラゴンの尻尾を切り付けたのであった。尻尾はあまりの切れ味と威力で切断され空に舞った。あまりの痛さでグランドドラゴンは断末魔並みの咆哮を出した。だが、その間にも勝虎はグランドドラゴンの懐に潜り込み切り付けていた。グランドドラゴンはまずいと思ったのかドラゴンを急いで取って逃げろうとしドラゴンの方向に向かってブレスを出したのであった。もちろん弱り切っているドラゴンに避ける力は残っていなかった。グランドドラゴンは焼け死んだであろうドラゴンの近くに行ってみるとそこには笑顔で待っていた勝虎がいた。そうしてこう言ったのであった。



「決めた、お前は肉片も残らないようにしてやる。」


それを言った後に札を取り出して空に向かって投げたその間にも勝虎も空を飛びグランドドラゴンの真上でこう言ったのである。


「蒼い桜よ、月夜に舞え。そして今すべてを滅しろ、月桜。」


その瞬間、札から蒼い桜が無数に出てきグランドドラゴンを舞い隠したのであった。その瞬間、勝虎が上空からグランドドラゴンに向かって急降下しグランドドラゴンを貫いた。その瞬間、グランドドラゴンは灰とも何とも言えない姿となり消え去ったのであった。



終えたことを確認した勝虎は急いでドラゴンのもとに向かった。ドラゴンは非常に怯えきっていたが勝虎は優しく大丈夫助けてあげるよと言って回復魔法と傷の手当てに持ってきていた食料を食べせて上げたのであった。そうして安心したのかドラゴンは睡眠をしたのであった。よかったと思いながら勝虎も先ほどの戦いで力を使い果たし倒れるように寝たのであった。



翌日、太陽の陽で目を覚ました、勝虎は近くにある食べ物があったのである。それは昨夜助けたドラゴンが勝虎のためにとって来てくれたのであった。勝虎はありがとうと言って素直に食べ始めたのであった。勝虎は全部は食べずにドラゴンにも食べさせたのであった。その後に帰ろうとした勝虎の後からドラゴンがついてくるのである。勝虎はそんなに俺が気に入ったかな、どうかな俺の契約竜になるかと言ったのであった。それを聞いたドラゴンは幾度かうれしそうであった。その後に契約の儀式をしたのであった。終えたドラゴンに向かって言った。


「お前、アグニドラゴンだっただな。じゃあ、今日からお前はアグドだ。これから頼むぜ、最初の契約竜よ。ついでに早速だが今の仮拠点まで俺を乗せて行ってくれ。それなりに距離があるから困っていたんだ。」


アグドは了解したかのように勝虎を乗せて空高く飛んだのであった。勝虎はやっぱり空は最高だーと言いながら景色を堪能しながらリンゴを食べ。ついにスタートラインにたどり着いた。これからが本当の始まりだと思いながらアーナスたちのところに戻るのであった。


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