魔王がダンジョンと日本に転移
ミャウん
プロローグ-魔王は異世界へ
魔王は魔王城にて、暇していた。
「あぁー暇だなぁ。この世界はもう征服しちゃったし」
この世界の勇者は四天王を倒せず破れた。
勇者を失った人類は、希望を失い、滅ぼされてしまった…
「ああ〜魔物は馬鹿ばっかりだからなあ。
統治も出来ないしな勇者も四天王が倒しちゃったし…」
本当に暇だ!
どっかに滅ぼしがいのある世界はないのか!
「あ!違う世界征服しにいくか!」
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一ヶ月後
「魔王様!例のものが完成しました!」
「おぉ!やっと出来たか!!早速見にいくぞ!」
一ヶ月前から研究させていた大規模転移魔法がやっと出来たのだ!
魔王は喜びのあまりちょっと泣いていた。
(四天王には内緒)
研究所まで魔王は飛ぶように走った。
(ちょっと飛んでたかもしれない)
研究所に着いた魔王は無邪気な子供のようだったようだ。(近衛兵談)
「研究者よ!どれだけの規模で転移出来るのか?」
「はい、魔王様…」
ゆっくりとしたおじいちゃん魔族が喋り出した。
「遅い!簡潔にまとめよ!」
「は、はい!小型ダンジョン一つにございます!」
小型ダンジョン一つか…
少ないが向こうでも増やせるか
「よし!今すぐ小型ダンジョンを一つ創るぞ!」
「「はい!魔王様!!」」
久しぶりのダンジョン建築だなぁ
ではまずどのようにするか決めようか
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小型ダンジョン
・塔型、洞窟型、砦型がある
・大きさは大体ちょっとした砦ぐらい
・中はそれぞれだがモンスターは日に一度その周囲から集められた負の感情からなるポイントで呼び出せる。
・最奥にある『ダンジョンコア』を壊せれるか、ダンジョンマスターが倒されると消滅する。
・ダンジョン外部からの攻撃は一切受けない。
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「うーん、まず形は塔型かな。これが一番攻めに出やすい。まあ中身は向こうで決めればいいかな。」
「魔王様、転移場所の指定はどう致しますか?」
「そうだな、まず文明がある程度発生している異世界であり、人類がいて、負の感情がなれべく多いところがいいかな」
「承知いたしました魔王様、座標固定のために現地の建造物を使うのですがその建物はどうしましょうか?」
それで人類に減らられて戦いがいがなくなっても困るしな…
「その建物は近くの誰もいないところにでも転移させておけ」
「承知いたしました魔王様」
「して、いつ行ける?」
「今すぐにでも行けます!」
「よし!今すぐいくか!」
「陛下お待ちを、まだ兵団の準備が出来ておらぬゆえ…」
「兵団など要らぬ!ましてやお前たち四天王なぞ絶対連れて行かぬからな!」
また、やる事を取られてたまるか
「なぜですか陛下!御身といえども、異世界では何が起こるかわからぬゆえ…」
「くどい!俺は1人で行くのだ!この世界はお前たちにやろう!」
「陛か…」
「研究者たちよ術式を展開するのだ!」
「承知いたしました魔王様。初めのポイントも積んでおきますゆえ、どうぞお使いください。また、御帰り用の転移装置もご用意しておりますゆえその世界を征服後おかえりくださいませ…」
「ありがとう、よくやってくれた。感謝する、お前たちもだ四天王!それでは私は異世界へ行って参る!」
「「御健闘を御祈りしております!!」」
「術式解放!さあ異世界へ!!」
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