第五章
第五章
病室。翩翩がベッドに寝ている。体にはたくさんの点滴と分娩監視装置が付けられている。
翩翩「私、申し訳ないことをしてしまったのでしょうか。」
美千恵「まあ、今後悔しても仕方ないわよ。ヘルプ症候群だって、すぐに治る時代なんだし、そんなに気にしなくていいんじゃないの。」
翩翩「この子、ちゃんと生まれてくるでしょうか。」
美千恵「生まれてくるわよ。だって、推定一キロあって、そのくらいあれば大丈夫だってお医者さんも言ってたわよ。」
翩翩「私、やっぱり、、、。」
美千恵「だから、自分を責めちゃだめよ。なったものは受け入れるしかないでしょうが。」
声「失礼します。」
と言って水穂が入ってくる。
美千恵「ああ、水穂さん、先生はなんて?」
水穂「ええ、、、。」
と、美千恵に耳打ちする。
美千恵「そう、そこまで進んでたの、、、。」
水穂「ええ、そういうことです。でも、杉ちゃんから話があるみたいなので連れてきました。」
美千恵「杉三が?」
水穂「ええ。どうしても話したいって。」
美千恵「全く、あの子ったら。」
杉三「全くじゃないよ!だって、大事な話なんだから。」
と、勝手に入ってくる杉三。
翩翩「あ、杉ちゃんまで、、、。」
杉三「みんな、赤ちゃんをおろすのは賛成なの?」
翩翩「やっぱり、、、。」
美千恵「まあ、本当はあたしたちだって産んでほしいと思うけど、翩翩さんが相当進んでるみたいだから、彼女の安全を考えれば、、、。」
杉三「絶対ダメ!」
水穂「それはそうなんだけど、でも仕方ないことだってあるし。」
杉三「でもさ、僕は産んでほしいな。そうしたほうがもっと幸せになれるんじゃないかなあ。」
美千恵「でもねえ、不自由な体で子供を育てたり、不自由な赤ちゃんを育てることは、本当に大変なことなのよ。杉三のときだって大変だっんだから。お父さんが、どうして亡くなったか、よく思い出してごらん。」
杉三「そんなことは関係ない。障碍者の立場から言わせてもらえば、障害があるからって確かに損をするかもしれないが、得をしたことだってたくさんあるんだ。だから、やっぱり産んでほしい!」
美千恵「そうだけど、人間だれでも飛んで火にいる夏の虫にはなりたくないでしょう。それに翩翩さんは、赤ちゃんを出した後も、しばらくは安静にしてなければならないのよ。ヘルプ症候群って後遺症も残るでしょう。しばらくお母さんが不在になって、赤ちゃんをどうするの。」
杉三「だったら、そういうお手伝いさんを頼めばいいでしょ。そういうサービス、あるんじゃないの。」
美千恵「あるかもしれないけど、やっぱり障害のある子を育てるというのはすごく大変なことよ。障害があって育児をすることだって大変なの。あんた、さっき障害があって得をしたと言ったけど、具体的に何で得をしたのよ、言ってみなさい。」
杉三「わかった、じゃあいう!確かに手や足が動かないというのは階段を登れないとか、運動もできないなど不自由なこともあるだろう。それでも、得をすることもある。それはね、障害があるから、産んだときの感動を忘れないこと。それをいつまでも語り継いでいけること。そして、それをいつまでも覚えていられること!」
美千恵「あんたって人は、時にそういうことを平気で言うのね。」
杉三「うん、馬鹿は馬鹿なりに努力してるんだ!そして、それを忘れないから、赤ちゃんを愛情深くそだてることができるんだ!それを消してはいけないと思う!そこから逃げてはいけないと思う!お母さんの安全なんて逃げるための口実に過ぎない。僕は、大変なことがおこるから逃げようではなく、しっかり受け止めるほうがよっぽどかっこいいと思うけどね!」
翩翩「わかりました。」
彼女はきっぱりと決断するように言った。
翩翩「私、頑張っていいお母さんになります。」
水穂「大丈夫ですか?」
翩翩「ええ、大丈夫です。私、杉ちゃんの今の言葉で決意が固まりました。心配してくれてありがとう、周瑜さん。」
水穂「そうか。僕も心の内ではそう思っていましたが、なかなか杉ちゃんのように口に出していうことができなくて、」
翩翩「いえ、いいんです。私、何があってもこの子を育てていこうと思います。お医者さん、呼んできてくれますか?私、自分でしっかり伝えますから。」
水穂「じゃあ、僕が呼んできます。」
と、静かに部屋を出ていく。
美千恵「本当にいいの?あなただって、辛い人生を背負うことになるのよ。」
翩翩「ええ、かまいません。私、中国にいたころも、さんざんいじめられて、一人ぼっちでしたから、多少偏見を持たれてもかまわないです。」
美千恵「でも、私もそうだったけど、障害のある子を育てるのは大変よ。」
翩翩「いえ、かまわないです。杉ちゃんが教えてくれた、得したことを忘れないで行くことにします。だから、私は絶対に生き抜いて見せます。」
美千恵「そうかあ、、、。意外に強いのね。」
翩翩「ええ、母親ですから。」
ドアが開く。
水穂「お医者さんを連れてきたよ。」
一緒に蘭と、懍もやってくる。
医師「ごきぶんはいかがですかな?」
翩翩「ええ、先生、私決めました。何があっても生みます。中絶は致しません。」
医師「本当にそれでよろしいのですか?あなた自身が障害をもってしまう可能性もありますし、赤ちゃんも、不自由になる確率が極めて高いのですよ。」
翩翩「ええ、それで構いません。」
医師「本当ですかな?」
翩翩「大丈夫です。私は、必ずお母さんになります。」
医師「わかりました。では、明日の朝一番で、帝王切開しましょう。自然分娩は危険すぎるので、このほうが安全だと思いますよ。」
翩翩「帝王切開?」
医師「ええ、ヘルプ症候群ではそうなっています。軽い人は誘発分娩をすることもありますが、あなたはかなりの重度ですので、自然分娩のショックで、また子癇を起こす可能性もありますしね。」
蘭「でも、気合だけではやっていけないこともありますしね。」
懍「蘭さん、女性の特恵をつぶすような発言はいけませんよ。」
蘭「はい、すみません。」
翩翩「わかりました。じゃあ、それでお願いします。」
医師「皆さんもよろしいですか?」
懍「ええ、僕たちは、彼女の意思を尊重します。」
医師「結論ができたので、それでよろしいですね。では明日、帝王切開を行いますので、とりあえず今日はここで引き上げてください。」
杉三「いやだ!僕はそばにいてあげたい。」
医師「看護師がいるから大丈夫ですよ。」
杉三「看護師でもできないことがあるだろ。」
懍「すみません、杉三さんだけは、ここに残してあげてくれませんか。彼は、決して悪いことはしませんから。」
翩翩「周瑜さんも残って。」
水穂「わかりました。残ります。」
蘭「おい、お前は体に障るぞ。」
水穂「彼女の希望なんだから、仕方ないだろ。」
医師「わかりました。それでは手術前ということもあり、二人には残ってもらいましょう。」
美千恵「どうもすみません。本当に迷惑でしたら、迎えに行きますので。」
懍「わかりました。それでは、僕たちはここで帰りましょう。では、明日の朝、また来ますので、よろしくお願いします。」
と、部屋を出ていく。蘭と美千恵も軽く敬礼して、静かに部屋を出て行った。
水穂「やっぱり不安ですか?」
翩翩「ええ、正直に言えば。私はなんてわがままなんだろう。」
杉三「でも、赤ちゃんを殺さないでよかった。きっと明日は素晴らしい泣き声が聞こえてくるよ。」
翩翩「泣き声がするとは看護師さんは言ってくれませんでしたよ。赤ちゃんはそこまで大きくなっていないって。」
水穂「じゃあ、保育器にもっていかれるのかな。」
翩翩「そうなったら、どうなるのでしょうか。」
水穂「子供の病院みたいなところで、世話をしてもらって、大きくなったら帰ってきますよ。」
翩翩「この子を抱ける日は、」
水穂「ずっと先でしょうね。一キロあると先生は言っていましたが、本当にそうなんだか、僕は不安なんですよ。だって、長く付き合ってきたけれど、胎動をほとんど感じたことがなかったでしょ。そういうこと、一度も言いませんでしたよね。」
翩翩「確かに、動いている様子はほとんどありませんでした。じゃあ、やっぱり。」
水穂「大丈夫ですよ。だってそこの分娩監視装置の寄りますと、ちゃんと心拍数はしっかりしてるんでしょ。ただ、それだけ小さいということだけですよ。いわゆる、未熟児というものになるのかな。」
翩翩「そうですか、、、。」
杉三「いやいや、それだからこそ、幸せというもんを、より強く感じられると思うよ。落ち込まないで。必ず何かね、得することが入ってるはずだから。損はするかもしれないが、必ずどっかに得をすることはあるんだよね、人生は。」
翩翩「杉ちゃんらしい答え。でも、さっきはあんなにかっこいいこと言ってしまったけれど、私、不安でもあるのよ。だって、子育てするって、お母様がいった通り、大変なことかもしれないもの。」
杉三「それは、君が中国にいたころを思い出せばいいんじゃない。」
翩翩「どういうこと?」
杉三「だからね、君は漢民族ではないわけでしょう。それが原因でさんざんいじめられていたんだと発言したよね。その時に、周りの人が何をした?まあ、いじめたり、傍観者だったひともいたかもしれないが、必ず誰か助けてくれた人だっていたと思うんだ。だって、そうしなければ、ここにいなかったんじゃないのかなあ。その人たちがしてくれたことを思い出せば大丈夫!」
水穂「杉ちゃんは、時々すごいことを言うよ。」
翩翩「私、覚えてないわ。いじめられた時のことは覚えていたのに、そうやって私を助けてくれた方はいたのかしら。」
水穂「いや、僕は思いますが、そういうことは心が覚えているもんだと思いますよ。そして、具体的にどうのこうのではなく、自然に現れてくるんじゃないでしょうか。」
翩翩「私にできるかしら。」
水穂「できますよ。人間は、機械ではありません、そういうことこそ特恵なのです。男性でも女性でも。むしろね、女性のほうが割とそういうことを覚えているものです。」
翩翩「そうですか、、、。」
水穂「だからね、頑張っていいお母さんになってください。」
杉三「誰にも負けないお母さんになってね。彼か、彼女のお母さんは、一人しかいないんだから。」
翩翩「はい、、、。」
看護師が頻繁に血圧を測りに来た。血圧は相変わらず高いままだった。
看護師「あんまりじゃましないでくださいよ。二人とも。」
翩翩「邪魔なんかじゃありませんよ。私の大事な友人です。」
看護師「ほら、怒るとまた血圧上がるわよ。また一時間後に来ますからね。」
翩翩「はい。」
少し強気になったらしい。
翌朝。
医師「おはようございます。」
杉三「おはようございます。」
水穂「今日はよろしくお願いします。」
と、軽く敬礼する。
医師「うん、赤ちゃんの心拍もしっかりとあるな。じゃあ、これから帝王切開をするから、準備はいいかな?」
翩翩「大丈夫です。」
医師「じゃあ、手術室に移動しよう。」
看護師が、彼女をストレッチャーに移す。
水穂「頑張ってくださいね。」
杉三「きっと、元気な赤ちゃんの声が聞こえてくるさ。」
翩翩「ええ、この子を抱く喜びのためにも。」
看護師がストレッチャーを静かに運んでいく。まるで戦場にいく将軍のように、ストレッチャーは廊下を縦断していった。そのまま、まるで敵の城に突入していくように、手術室に入っていった。水穂が、スマートフォンをダイヤルした。
数分後。懍と蘭がやってきた。
懍「始まりましたか。」
蘭「お母さんは、仕事があるそうなので、僕らだけで来た。実は僕らも気が気じゃなかったんだよ。」
懍「水穂さん、少し休みなさい。」
水穂「いえ、僕は待機しています。」
蘭「あんまり無理はするな。顔色、悪いぜ。」
水穂「気にしないでいい。」
杉三「それよりも、彼女がしっかりと赤ちゃんを産んでくれるかが問題だ。」
蘭「それはそうだけど、」
杉三「だったら何?」
蘭「怒るなよ杉ちゃん。」
一方、手術室内では、翩翩の手術が始まっていた。全身麻酔ではなかったから、彼女の意識はあった。
目の前はブルーシートで覆われていて何も見えない。麻酔があるから痛みはないが、赤ちゃんがどうなっているか、それをとにかくしりたかった。
声「お、逆子だぞ。」
と、いうことはもう出てしまったのだろうか、と考えていると、
声「あら、この子男の子だわ。」
という声も聞こえた。しかし、肝心の美しい音楽は聞こえてこない。
声「すぐに保育器に入れて!」
声「新生児室へ!」
なんだかあわただしくなり始めた。と、いうことは赤ちゃんはどうなったのだろう?もしかしたら?
と、考えているうちに再びストレッチャーに乗せられ、ストレッチャーは動き出した。結局、赤ちゃんの声を聞くことはなかった。もうだめなんだ、とわかった時点で意識はどこかに跳んでいってしまった。
目が覚めた。近くに杉三と水穂が立っていた。
杉三「あ、目が覚めたか。やっと気が付いたな。」
水穂「気分は大丈夫ですか?」
翩翩「わたし、、、。」
杉三「どうしたの?」
翩翩「殺しちゃったんですね。」
杉三「誰のこと?」
翩翩「決まってるじゃないですか。私、頑張っていいお母さんになるって誓ったのに、できなかったんですね。」
杉三「できてるよ。それに、これからのほうが大変になるだろうね。」
翩翩「でも私、本当は。」
水穂「安心してください。赤ちゃんは生きていますよ。先に手術室を出て、新生児科に運ばれていきました。びっくりするほど小さかったし、何にも泣かなかったけど。まあ、いわゆる、超未熟児というものですかね。」
翩翩「超?」
水穂「はい。なんでも、550グラムしかなかったそうです。まあでも、梅毒のような感染症によるものではないので、何とかなるのではないかと、先生は言ってました。性別は、男性だったそうですよ。」
翩翩「そうだったんですね、、、。」
杉三「でも、きっとこれからが大変だろうって先生言っていたよね。必ず何か障害が見つかるだろうって。」
水穂「そうですね。でも、ここの新生児科は、優秀な先生もおりますし、よい設備もありますが、大丈夫だと思いますよ。いわゆる、NICUというところにいるそうです。」
翩翩「私は、なんていうことをしたんでしょう。まだ、抱くことは、、、?」
水穂「そうですね。まだまだ先ですね。」
と、少しばかり咳をする。
杉三「水穂さん大丈夫?」
水穂「はい。」
というが、指に少し血がついていた。
杉三「あんまり無理をしすぎてるんじゃないの?」
そのやり取りを見ている翩翩。
翩翩「私、、、本当にダメな人です、、、。」
といい、泣きだしてしまう。
杉三「ダメ、泣いちゃ!」
水穂「そうですよ。自分を責めたって何もなりませんよ。それよりどうやって、彼を助けていくか、に重点をおかなければ。」
と、言いながら咳をする。口に当てた手が、赤く染まっていく。
翩翩「周瑜さんまで、、、私は、どうやって責任を取ればいいのか!」
杉三「叫んだって無駄なんだ!思いを寄せるのは、水穂さんじゃなくて、赤ちゃんのほうだってことに早く気が付いてよ!」
水穂「杉ちゃん、怒鳴るなよ。」
杉三「いや、言う!だって、いつまでも後悔し続けるということは、それは一種の甘えに近いということだからだ!」
水穂は、着物の懐から鎮血の薬を出して、ペットボトルの水で飲み干す。
杉三「あのね、赤ちゃんを救うのは僕らでもないし、誰でもないの!お母さんにしかできないことなの!」
翩翩「だって私は、、、。もうあの子をあんなかわいそうな目に合わせて、、、。」
杉三「そういうことじゃないんだってば!それよりも、彼は今頃、新生児科で一所懸命頑張っているんだから、それを何とかして助けることを考えろ!自分がだめだとか、自分が悪いことをしたとか、そういうことを言って、泣いている暇なんかないんだよ!」
翩翩「だけど私は、」
水穂「杉ちゃん、僕らも帰ろか。彼女はもしかしたら、専門的な人を呼んできたほうが楽になるのかもしれないよ。僕たちではできないことってあるよ。」
杉三「そうかもしれない。あきれて話にならないもん。」
水穂「そういういい方はないよ、杉ちゃん。」
杉三「いや、僕はそう解釈するね!お母さんってのはもっと強い人かと思ったけどさ、こんなに頼りないとは思わなかった!」
水穂「頼りないって、杉ちゃん。」
杉三「事実、そうじゃないか。このままだと、最悪の事態までなってしまうかもしれないぞ。」
水穂「ちょっと、外へ出よう。そこまで興奮すると、他の人にも迷惑が。」
杉三「いわれなくてもそうする。でも、迷惑なのは僕のせいじゃないからね!」
と、車いすを方向転換させる。
水穂「では、ごめんあそばせ。」
杉三の車いすを押して、部屋を出ていく。
病院の廊下。
杉三「僕、何とかしてやりたいんだけどな。」
水穂「何とかするって?」
杉三「このままだと、彼女、最悪の事態までいくぞ。」
水穂「そうだな、、、。それもあり得るかもしれないな。でもそれでは、残された彼が本当に犠牲になる。」
杉三「そうならないために何とかならないだろうか。」
水穂「まず、僕たち男性にはできないんじゃないだろうか。」
杉三「それに、病院の医者も、看護師も、みんな期待できないよ。」
水穂「まあ、医者は一人の人にかまってやれないよ。」
杉三「わかった。僕が何とかしよう!」
水穂「何とかするってどうするのさ。」
杉三「だから、彼女を助けてくれる人材は、医者でも看護師でもない。カウンセラーでもない。」
水穂「じゃあ、誰なんだ?」
杉三「経験者さ!その人を連れてきて、話を聞いてもらうしかできないよ。」
水穂「でも、どうやって連れてくるんだ?」
杉三「庵主さまにたのむしかない。」
水穂「庵主様は、亡くなった人を世話する人だぞ。」
杉三「それだからいいんだ。よし、尼寺にいこう!」
と、いきなり方向転換し、尼寺へ向けて移動しはじめてしまう。水穂も速足でそれを追いかける。
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