読んでよかったです。この、心の奥の方をカリカリとやられる感じが。
第7話が特に…溝口先生…印象的です。きれいな奥さんというところにしてやったり感があって好きです。
苦いのにどこか愛しさが残る特別な一日でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
うわわ……柊さんに『あるはげた日に』をお読みいただけるとは。率直にゆってお恥ずかしい!
一応、今作『第二回氷室冴子青春文学賞』の準賞いただいているんですが、色んな意味で動悸が速くなる作です。反面、えらかったね、と無条件に抱きしめたくもなります。
それにつけてもレビューの素敵さよ。
>世の中は小さな勘違いで回っている。
まさに。でも中学生はそれを知らない。
>イケてない人の内面には大きな空が広がっている。
すごい。魔法の言葉です。この一文でぱぁっと青空が広がりました。今にも飛び立ちそうな。あの頃のあの子に聞かせてあげたいです。ありがとうございます。
ちなみにきれいな奥さんは実話です。ふふ。
他人から見たらちっぽけな悩みも、思春期にはとても重くて真剣な悩みとなってしまいますね。
誰とも共有するでもなく、最後に微笑む姿に、何故だか心打たれました。
ありがとうございました。
作者からの返信
遠藤孝祐様
この度は拙作をお読みいただき、またレビューまでもいただきありがとうございます。
『誰とも共有するでもなく、最後に微笑む姿に、何故だか心打たれました。』
そう、誰かと笑い合うんじゃなく、一人だけで。やんちゃしてた人の武勇伝ではない、地味で無様で切実な思い出。その彼女に共感していただけるのなら、物語を書く意味があるというものです。
あと、レビューの『髪のない地肌には痛すぎる思い出。』には笑わせていただきました。
編集済
あー濃密な読書体験でした。
こういう心情もう忘れてしまったけど、思春期ってこんな感じだったなーと(笑)
そういう忘れた感情を思い出させるだけの、力のある作品でした。
作者からの返信
読了、レビュー、あありがとうございます!
今思い出しても思春期は辛いというかイタくて(かっこいい方じゃない)、書いてる当時も苦しかった覚えがあります。澄田さまにも思い出させてしまって、すまないような、あったでしょあったでしょと頷き合いたいような。
相対的にはちっぽけで、ごく個人的な大事件。
大衆受けするのでわけではないのですが、こういうやりきれなさを書いていきたいと思っています。参考になれば幸いです★