学徒動員!! 静か過ぎる戦場 その2 タワーマンションの生存者

高級タワーマンションでの初任務 

 マスターキーで部屋を開けナイフを構えたまま入るとテレビが点いているが放送はしていないようだ青い画面のまま机の上には食料があるが人の気配は無い 寝室のドアを開けると血だらけの女性がベッドで目を見開いて死んでる 苦しんだのか…歯を食いしばり死んでる 顔には蝿がたかり蛆虫が湧いている 失禁したのか下半身に臭い汁が出ている 上官が部屋に入り死体をくるめと命令する 俺達は云われるままシーツと賭布団でくるむと上官が延長コードを渡す それで縛るとまのベランダの窓が開けられ棄てろと支持が出る 向のマンションでも同じように死体が棄てられる 道路や地面に死体が堕ちる 何部屋か廻り同じ作業をする空腹な上に臭いに当てりゃ仲間達が吐く 俺も3人目で吐いた 上官は冷蔵庫から飲み物を出し飲めと薦める 適当に知らない飲み物を飲む 13部屋目 子供達と出くわす 上官は俺達を部屋から出し 発砲する 3人居た兄弟か他人か判らない子供達の死体が転がる 『お前達にはまだ無理だろうから命令もしない…子供を見つけたら俺に知らせろ…』ウィスキーが何か判らないが部屋にあった茶色い酒を煽る上官 上官の手が震える 俺達は何も言えない 高級タワーマンションの中や外の建物で銃声か悲鳴が跳びながら ドスっと死体が投げ棄てられる… 階総ての確認が済んだ 適当な部屋での食事が自由に行われた 3階層間の同じ作業後した頃 各隊が地上に降りる トラックやゴミ収集車が集められている 死体を運びこみをする貴金属の回収品を上官がトラックのダンボールに入れる  死体の処理がすんだ 滅菌作業員達が道路や地面の血の跡にガス薬品を撒く 何人かの学徒兵のナイフに血が着いている… 日本が北半島に進軍して丸3日経った 

 ホテルに入り 男女別に各階ごとに別れ休む シャワーもトイレもちゃんと使える 当然ながらホテル従業員は居ない ホテルの食堂や内部店舗で騒ぐ学徒兵と上官隊達 ステーキハウスで調理したり 普段は手が出ない高級酒や食べ物にありつく 三時間程騒いだら各部屋に移動したホテルはマンションと違い綺麗なままだ 何人かの学徒兵が酔っ払っている やたら静かな戦争だが今日観た死体と生存した子供達は現実だ… 何時もの時間にだいたいの奴らは目覚めた午前6時位しかし上官からの支持が無いので適当に過ごす 午前9時過ぎにホテルを出るとトラックに装備と自分達が乗り込むと1時間

位車で移動し街中で降りる アパートやマンション

 民間やオフィスビルがある場所に昨日と同じ装備で3人組に成る 今回は上官は着かない  やはり子供達が居る… 中学生女子2人に小学校低学年が3人 どうしろとも命令が無い 相手は泣いてるが中学生位の女の子が泣きながら構える 武術経験者か?  

 言葉の通じないが理不尽な状況だ部活動でレスリングをやってた同じ中学の女子生徒が武装を外し構える 打撃技を素手で絡め取り腕ひしぎを掛ける女子生徒 抵抗していた女の子がタップする 付き添いの上官が止めに入る 5人にK国語で眼鏡の上官が話しかける 

 他に居ないか聞いているようだ… 学校らしき建物と向かいのマンションを指差す 5人の子供達は護送車に詰められる 俺達を睨む  警察署に行った部隊が銃撃戦をしていた 撃たれた学徒兵を仲間が車裏に引っ張り応急手当てが出来る救護兵が駆け寄る 大人達が倒れたあと地域リーダー各の少年が警察署に子供達を集めたのだ 韓国では銃の家での所持が禁止されていて警察署に預けるルールだ 親を殺された子供達が馴れない手で日本軍に発砲する 撃たれた学徒兵を車裏に引きずり込み 救護兵が駆け寄る 何分かに一度警察署側から威嚇発砲されるが建物の影に入り待機する 辺りの建物に狙撃部隊が配置され 上官が無線で連絡すると10分後 大型輸送ヘリから視たことも無い新型戦車が降りる 市街地用のタイヤタイプの戦車だ 警察署の前まで進むとK国の子供達が戦車に向け発砲する全く効かない 韓国語で降伏勧告するが発砲し続ける子供達 主砲を一度警察署に向けてから 隣のビルに主砲撃つ そして再度K国語で降伏勧告する 警察署の中から子供達が出て来る 

 銃を捨てさせ拘束タップで縛る 100名以上の子供達が警察署に居た子供達が涙を流し怨みを込めた眼差しで日本軍を観る トラックに詰められる子供達 満杯にしたトラックが発進する 何処に連れていかれるか誰も上官に質問しなかった…警察署やガンショップの制圧が任務になっていく 勧告しても出て来ない場合は発砲され建物が飛び散る 子供達の肉片や腕頭が辺りに散らばる… あと味の悪い毎日が続く… K国地下街にも子供達が居た  K国同様旧K国国にも同様に進行と制圧戦が行われた K国総人口の内大人は全員死亡 4100万人程が死んだ…北の国でも2000万人が死んだそうだ 子供達は交戦する者も投降する者も日に日に減った 

 

 K国制圧と旧K国への進軍が終わる 未発表の日本新兵器の威力は絶大で戦闘皆無で日本は北半島を手に入れた… 

 

 国際会議での日本バッシングは強いが謎の兵器の陰に参加国際は疲弊する 日本側は日本沈没の危機を説明する 日本から北半島への大規模移民が進む各国からは軍事行動は無いが友好国も居ない K国総人口は日本の三分の一程度 住処が足りない 移民先は可能な限り家族と近所と一緒だ 当然ながら総ての建物で一度は人が死んでいるので正直居心地悪い 俺達は一度も日本に帰る事も無くK国で家族を迎える 足腰の悪い人達は低い階に優先的に住めた K国内の看板が総て日本表記に変わる 侵略行為をした日本にそれなりに協力するA国物資の搬送や兵士輸送を無償でやってくれる A国は日本の秘密兵器に着いて探っている 開発グループや使用兵士達は常に護衛が着き手足に何か着けられている 接触や亡命防止策のためだ 日本からの搬送物資のコテージと共に自衛軍そのものもK国入りした

 可能限りの建物に確認が済む 第一次移民団が日本で選出される主に軍関係者や俺達学徒兵団の身内だ 初期作戦参加者には高層ビルマンションの一室が特別に与えられる。 新たな地図データが配布されK国の地名が消える…更に制圧戦終了につき特別に家族への電話が可能と成った録音されるが一人10分程久し振りに家族達と話す 侵略行為への罪悪視と自分生存の喜びでみんな泣きながら電話する… K国制圧後5日後には日本から商業物資とコンビニやスーパーマーケットが移転してきた K国のスーパーやコンビニの店舗を改装したり そのまま営業したりして店に明かりが灯る 日本と同じ物価でだいたい買えた… K国制圧後の任務は子供達の捜索や一般人の護衛 物資搬送の手伝いなど朝から夕方までで終わる時々射撃訓練やビル制圧の訓練などをしたり車両訓練があった 車の運転などみんな初めてだったのでK国の免許センターや路上での実車運転などもした 制圧1週間

目まで時々銃声がしたがもう静かだ 

 協力的だったA国兵士達と買い物に行く カタコトの日本語で愛想よく好感が持てるA国兵士達K国の映画館で日本未公開の映画を日本語字幕で観る 上官3人と俺達学徒35人とA国兵士達5人でだ 黒いタンクトップの金髪美女兵士や黒髪のウェーブがかかった髪の褐色美女兵士が同伴する 映画が始まり暫くすると上官の一人と金髪美女兵士がトイレか何処かに消える しばらくすると金髪美女のみが帰って来た…褐色美女が二人程自衛軍上官を連れ探しに行く 何か期待する上官達 こちら側にはトロそうな眼鏡の女上官が一人残った… 

 隣の同級生の兵士がトイレに行きたがっていたので一緒にトイレに向かう…ドアを開けると血が広がる 金髪と消えた上官が便座席で喉を切られて死んでいた! 直ぐに上映中のホールに戻る みんなの注意を引くために二人で叫ぶ とりあえずホールに居たA国兵士二人を拘束 知らないわからないを連呼するA国兵士 褐色と消えた上官3人を探す 別の上映ホールのドアを開けると褐色美女の首にワイヤーが太く巻き付いている金属のムカデの様な姿のマシンが自衛軍人二人を既に殺している3人ともズボンを履いて無い… メカムカデをみんなで抑え込み褐色美女を助ける 銃を隠し持ってたA国兵士がメカムカデの頭を撃つ 跳弾するだけであまり効果が無い とりあえず慌てて映画館を出る 巡回中の部隊が偶然居た! 映画館に案内しトイレやホールを調べるが血痕があるだけで死体が見つから無い… とても映画を観る状態では無いので巡回組と共にその場で待機する

 A国兵士達は一次拘束されている 特殊兵団や調査団が映画館に集まる… 俺達は観た事をありのまま何度も説明した 索敵班や狙撃班の連中も何かに襲われたのだ負傷者や死人も出てるらしい… 更に数日後 トラップ専門の野戦部隊員がメカムカデを捕らえたのだ! 

 上官に呼ばれ姿を確認する 俺達の遭った奴より大きいサイズ奴で二人して驚く 研究班の人間が云うには何処のメーカーかは判らないがデータ送信機のデータを探るとC国であると解ったのだ 少なくとも日本の新兵器がある年齢ラインから効果が無い事 防御策がある事 自衛軍には若い兵士達ばかりだとバレたのだ… 

 翌日学徒兵団達が集められ 秘匿扱いの兵器 ヒュプノについて説明された…『……公開出来る範囲の情報を諸君に伝える… 日本が独自開発した超音波送信殺生兵器ヒュプノだ これは人間の身体を振動させる波長を超長距離まで発生させ敵国の一定年齢以上の者の脳を破壊する兵器だ! 照射時間は数分から半日ほどで効果が現れる諸君達が観た出欠死体は全てヒュプノによる結果だ…』部隊長が自分の黒いイヤホンと首に通してあるるゴム製品を見せる『 そして我々自衛軍人達が常に携帯しているネックラバーと特殊イヤホンはヒュプノの効果範囲でも脳の破壊を免れる為の物だ…ヒュプノは不視覚兵器だが コップの水が微細振動したり上官の服に着けられているグリーンシリンダーを観てくれ緑からオレンジ そして赤く成ってしまうと脳が破壊されるレベルの音波が出てると考えてくれたまえ この先中国とは戦争に成ると思うが諸君らの活躍に期待する……以上だ』

 説明された情報でみんなの合点がいったなぜ学徒動員したのか…何故K国の住人達は死に絶えたのか…そして子供達が生存していた理由総て判った 

 第一次移民団が新領土に上陸家族達との再開と

 歓喜 平穏に暮らす日常が暫く続いた… 死人が出た部屋で…

 


 

  

 

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