学徒動員!! 静か過ぎる戦場

ぐーぱん

緊急報道と謎の学徒動員


ある日の朝 普段のニュースが突然国会中継に成ったまた国会の解散か汚職議員の辞職かと思ったが違うようだ 『……国民の皆さん……驚かれずに聴いて下さい…我が国の地学調査チームが日本地下断層の調査をしておりました所……日本沈没が確定的と言う結果に成りました……世界各国の首脳や権力者の方々と話合った結果日本からの脱出は国民の半分にも満たない事と成りました……そこで我々日本人は新たな土地と領土を軍事手段で入手する事と成りました……よってここで世界各国に宣戦布告させて頂きます!! 尚戦時特権として15才以上の男女と80歳までの男性を選別徴兵させて頂きます。』

長い文面をさらさらと述べた現内閣総理大臣 ホンマツバラ ダダクニ総理 母さんが耳だけ向けて放置でキャベツ切ってたのが留まった 父親も新聞広げて読んでたのがテレビに釘付けだ かくいう俺も摘まみ食いしかけた焼きたてウィンナーを食卓に落とした……父も母も共働きなので整理もつかずに四人で朝食を食べる 小学生の妹が理解出来ずにいる…『……パパ…徴兵ってナニ? 15才以上ってお兄ちゃん徴兵されちゃうの? 昨日お兄ちゃんの誕生会やったでしょ?』不安な目で家族を視る妹 母の箸が震える 『…多分大丈夫さ…今日はエイプリルフールだぜ?…』妹の頭を撫でながら可能な限りの表情で笑う俺 嘘を付いた今は4月20日エイプリルフールはとっくに終わってる食事を終え洗面所で父親とすれ違う『……取り敢えず会社行ってくる……携帯の電池切らすなよ…』玄関前の廊下のコート掛けからスーツの上着を取り玄関を開ける父 

妹と共に家を出るスマホには友達からのメールが8件も入る 普段ならメールよりラインやTwitterだがどうやら閉鎖されているらしい…Twitterのアイコンを開いてみるがオフラインだ 政府が会話封じたらしい 妹が俺の手を離す 友達と遭ったようだ  妹と別れ学校に向かう 校門でも学校内でも朝ニュースの話題で持ちきりだ ホームルームの時間に成っても先生達が来ない…今朝のニュースの事今後の方針で話合ってるようだ 普通の授業に成ったのは三時限目からだった 皆不安と恐怖を感じながら放課後を迎えた…家に帰るとパートの仕事を終えた母親と体育座りでテレビ観ている妹が居た 晩飯が出来あがる頃父親が普段より少し遅れて帰って来た…食事中に 買い置く物を決める 緊張感の続く毎日だかあまり生活は変わらかった… 報道より2週間が経った この2週間の間に合った事は自衛隊らしき人物が学校に現れ何故か急におこなわれた体力測定や反射能力テストや心理テストなどかあった 3日後の午後2時過ぎ…全国の学校での徴兵が始まった…トラックで現れたフル装備の自衛隊員達が校門や裏口を塞ぐその後大型の装甲車と運搬車両が学校に入って来る 体育館に学年事に呼び出される ダンボール箱から黒い時計の様モノがビニールに入って生徒各名に渡される 教師達も既に着けられている女教師達は泣いている…自衛官らしき男がマイクで生徒全員に喋る 『……その機械はあなた方の手で着けて欲しい!! 安心して欲しい生体データを採るためのもので決して爆弾などでは無い!!』銃で脅しておいて何を云う そう思ったら素行の悪い生徒がヤジを飛ばす 『信用出来ねえ! 徴兵なんて俺は降りるぜ! 帰れよ脳筋バカ共!!ギャハハッ』不良グループが更に煽る指笛吹いたり紙パックのジュースを自衛隊員に投げつける 呆れ顔でマイクを持った自衛隊員が部下に手振りで支持を出す…不良グループとヤジを飛ばし生徒を他の生徒達の前に引きずり出す 体育館の壇上から自衛隊員の男が降りて来る ヤジを飛ばした生徒に近づくと拳銃のホルスターを外す 両手で装填し右手で銃口を不良生徒に向ける 空気が凍り付く 冷や汗を垂らした不良生徒が『冗談だろ?』と口にした瞬間銃声が体育館に広がる 即死だ不良生徒の頭が撃ち抜かれ血と脳と頭蓋骨の破片が広がる 女子生徒達と男子の一部が悲鳴を挙げる 不良生徒の返り血をもとともせずに自衛隊員が吼える『黙れ新兵共!! 国家の危機である!従わない国民への発砲許可は降りている!! さっさと受け取り腕にはめろ!! 全員がそれに従う生徒全員の装置が確認されるとリーダー各の男が機材を操作する自衛隊員に指示を出す…すると腕にはめた黒い時計の表面が赤いランプを灯しその後白く光る 生活に支障の無いサイズだシャツもトレーナーもすんなり入る 全国一斉の中学と高校 大学に配布されたようた 報道管制されたのか自衛隊員の発砲や生徒射殺のニュースは流れ無い 事件後不良生徒の家族は消えた… 不良生徒達も大人しくしている… 刃向かうと即死な学校生活が始まる… 翌日から黒いリストを着けられた家族を庇い山里に逃げ込む連中が現れ始めた…リストのせいでほぼ直ぐに見つかってしまう どこかへ連行される…一部の金持ち達が海外への亡命を謀るが戦闘機により撃墜される…ニュースが毎日流れた 報道撮影は自衛隊広報がやっているようだ 宣戦布告から2ヶ月…まだどこの国にも進行していないが殆ど自由の無い生活を送っていた…2ヶ月の間に何人かは居なくなった リストを外した直後制圧されたのだ ネット回線は体育館事件後一週間くらいで解放された ただし国内でのアクセスに限り Twitterやラインも復活したが何か対応や速度に問題が有る…授業内容が大きく変わり自衛隊員達による授業と成った 銃器の取り扱いや戦場食やサバイバル訓練 筋トレ バイク操作や運転技術の授業だ 先生達の大半が居なく成った…別の場所で社会人向きの訓練が執り行われているそうだ… 

 日本が謎の宣戦布告をして半年が過ぎた… 俺達は制服で登校すが学校無いでは戦闘服が着用義務だ クラス単位でチーム編成され各隊5名7名に分けられたら だいたい一クラスで5チームから7チームの編成で毎日グラウンドや近所の山 河原での訓練がある。 各チームには必ずやる気の無い奴そもそも戦えそうに無い奴が一人は居た 授業数は1日8限土曜は4限 流石に日曜は学校は無いが夏休みもほぼ無く メインは戦闘や戦術学や応急処置の訓練 水泳の訓練もあった 脱水で倒れる者は何故か一人も居なかった。 未だ敵や敵国について何も知らさせ無い 更に実力や投票で選ばれたクラス長が選出された…副クラス長も同じく任命された 夏の終わりから部隊同士のフラッグ訓練が行われ クラス対抗でのフラッグ訓練と障害物競争 ライフル組み立て競争など

が競技だった 優勝すると監視無し完全自由のプライベートホテルでの無礼講が用意されていた2日間だがみんな熱狂した… まず日本駐屯のアメリカ軍が何もしなかった日本に対して軍事行動したり撤退すらしなかった

 日米間での謎の協定が有るようだ 

 

 第1次軍事行動師団として東京 埼玉 栃木の学生達が学徒兵として送られた… 5500名 更に2日後俺達の番だ 空母に便乗した学徒兵は7800名にもなった空母3隻に学校事割られた 大規模の進軍なのに敵国の防衛行動が一つも無い 何の交戦も無く朝鮮半島に着いた 俺達は撃たれ死ぬ覚悟だったが無駄に終わった… 

  半日で朝鮮半島に着いたがそのまま船で1日過ごした  戦場派遣2日目 朝から空母を降り海岸線に張ってあるテント群にみんなで降りた 現地調達の大型トラックに装備を積み 観光バスにみんなで乗り込む 一般人も兵士も見当たらない静かな人気の無い街だ… 進軍先だという実感もあった店の文字や道路標識がハングル文字だ やたらとゴミ収集車が行き来している…貨物トラックも道路をよく通る 全て日本の国旗をラッピングシールで張ってある 窓かろ入る匂いが都心に近づくと強くなる 生き物が腐った臭いだ慌てて窓を閉める 中心都心の開けた公園の近くのホテルや高級マンションがある 一般人には無縁な世界 公園で自分の装備を受け取り 整列させてられみんなで座らせられる…日本時間で午後2時過ぎ少し腹が減ってきた… 総ての部屋の調査が学徒兵達の最初の任務だ3人一組に成り ナイフと小銃のみでの任務を上官に命令された… 各チームに一人上官隊員が着く 100階以上もある最高級タワーマンションのエレベーターホールに10階以上に派兵するメンバーが乗り込む 俺達は80階から下に降りる任務だマンションのマスターキーのコピーが渡される まずは部屋の入口のを開け中に入る…

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