第6回『全米が泣いたら私も泣く』
最近よくあるじゃないすか、感動系とか悲恋モノの映画のCMでお客さんが号泣してるシーンとか『めっちゃ泣きました!こんな恋がしたい(20代・事務職)』的な感想のアオリをフィーチャーしてる感じのやつ。
ああさぞ心に訴えてくる作品なんだろうな、という先入観バリバリの状態で観に行くじゃないすか。
……泣くよね。もれなく大号泣だよね。
なんなら嗚咽堪えすぎて映画館の椅子の背もたれが動くくらい震えながら観てる。
どうも、涙もろい通り越して涙チョロい系女子のミヤタスです。
映画はほんと泣く。ヤバいくらい泣く。
驚くほど俗っぽい人間だからいわゆる泣ける作品が好きだし話題になってると軽率に観ちゃうんだけど、そういう動機なしに観に行っても大体泣くからね……映画館に足を運ぶ際のハンカチとティッシュ忘れは死活問題。
到底袖口で処理しきれる量じゃない涙。と鼻水。
例えば十何年前に人気だったセカチューこと『世界の中心で、愛をさけぶ』。
あれとかもう冒頭で涙腺いかれてタイトルバックの時点で背もたれ震わせてたからね。
ちなみに定番の火垂るの墓クラスになると視界に節子が入るだけで目の奥が熱くなってくるし、フランダースの犬はそろそろOP曲だけで泣くかもしれない。
断じて私感動しぃなんですぐ泣いちゃう感受性豊かで繊細な女の子なんですぅ~きゃぴるん☆という自慢がしたいわけじゃないんだ。
なんならもう少し抑えたい。冒頭で泣きすぎると話に入り込んでても常に泣きポイントの波が来るたび嗚咽を堪える息苦しさに苛まれながら観なきゃいけないわけで案外しんどい。
それに映画館に感動の話題作を泣きたいモチベーションで観に行ってさ、隣の席で早い段階からいきなりクライマックスの勢いで涙堪えてる奴いたら引かない?ご迷惑じゃない?
私は大抵先に泣いちゃう方だから引くサイドになったことないんだけど、専門学校の時に授業で火垂るの墓観た時いつもの要領で最初からクライマックス大号泣して、終わったあとお前のせいで泣けなかっただろ!って横にいた友達に怒られたからね。
ほんとすみませんって思いながら泣いてる。
なので、近年ハナから泣きそうなやつはDVDレンタルまであえて待つという選択肢をし始めたところです……。
でも映画館で映画観るの好きなんだよなー!
スクリーンの迫力、ほどよくクッション効いた椅子の座り心地の良さ、臨場感たっぷりの音声。
あの雰囲気で映画を楽しむ、という時間にお金払うのは全然苦じゃない。
そう、泣いてはいるけど映画を観ることはミヤタスにとっては娯楽のひとつであり楽しい趣味なんです。
言うて泣かないやつもあるしね!
最近だとシン・ゴジラとか。あれはもう展開の速さ諸々に圧倒されて泣くどころの話じゃなかった。
むしろずっと口開いてたと思う……いやー面白かったなあ!!
エヴァ好きなのもあってたまんないものがあったぜ。
あと特撮、ライダーとか戦隊とか、ニチアサの劇場版もね。
燃えと萌えで忙しいからそんなに泣かない……まあ時々泣くこともあるけれど。
でも特撮モノは地元にご一緒してくれる友達いないからいい大人がひとりで行っていちばん後ろの席でひっそり観てるので、泣いたところでそんなに迷惑はかけてないと思うんだ……!
なお、同じ子ども向けでもディズニーとかジブリとかは完全に油断できない。あれはだめだ、泣くやつだ。
ただねえ、映画館好きなんだけど地元の映画産業がジリ貧でね!
映画館は一応5スクリーンあるシネコンと、1スクリーン60席くらいのちっちゃい市民映画館のふたつだけだから、まあ観たい映画が来ない来ない!!
もうCMの『札幌シネマフロンティア、ユナイテッドシネマ札幌ほか道内で公開中!』の文字は見たくねえんだよ……来てねえじゃねえかよってやさぐれるのをやめたいよ私は。
よっぽどの話題作以外は運が良ければ数ヶ月遅れで来て、2週間限定公開で終了します。
その週末2回を逃したら半年先のレンタル……。
しかもシネコンと市民映画館のどちらに来るかまったく読めない。アカデミー賞作品でも市民映画館になることもあるし。
巷で話題のコンサートやライブビューイングの類に至っては別の国の話だと思ってる。
ほんと地元の映画事情語らせたら不満が溜まりすぎて即興ラップ作れちゃうZE。
数ヶ月遅れ2週間限定ライビュも来ねえぜyoチェケラッチョ!!!
……本職のラッパーさんに殴られますねこれ。
さて、ここまで話しといてなんですが、実は普段は邦画ばかり観てるので全米が泣いた作品はそれほど知らないです。
好きな洋画もあるにはあるけど。
また好きな映画メインのお話なんかもしていきたいなあ♪
お相手は私、雅タスクでした!
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