第5回『大きくなったら何になりたい?』

あいどるかしゅ。

何の話かって?卒園文集に直筆で書かれていたミヤタスさんの将来の夢です。

幼稚園の頃の夢といえばケーキ屋さんとかお花屋さんとか、看護師さん、幼稚園の先生……まあこのあたりがメジャーどころかと思うんだけど。

\まさかのあいどるかしゅ/

今でこそ珍しくもないけど当時なんてまだモー娘。もAKBもいない頃だから、全学年にひとりしかいなかったよね!

歌が好きな幼児だった記憶はあるんだが、6歳の私ドリームジャンボすぎか!!

あと文集の自画像盛りすぎてて笑った。4段くらいフリルついた服着てマイク持ってウインクしてた。



まあでもどっかでアイドルに見切りつけたんでしょうね(笑)小学生の時の夢は漫画家でした。

だからクラブ活動も漫画絵の模写とかする、漫研やイラスト部の複合みたいな……なんだっけ、クラブ名が思い出せねえや。

そこに入ってて。ただちょうど小学生っていわゆる『りなちゃ』、りぼんなかよしちゃおにどっぷり浸かる年頃でもあって。

イラストや漫画描いてる子は結構いたんだよね。

で、同じクラブにも同じクラスにも同じ委員会にもいたんだよ私よりずっと上手い子が。

ああ天才だなって、この歳でこのレベルないと漫画家にはなれないんだなって悟りを開いてしまったわけだ。

典型的甘やかされひとりっ子豆腐メンタルな当時のミヤタスの挫折である。

追いついてやろう、じゃないんだよ。その歳でそこまでに至っていない、という圧倒的敗北感。

マイちゃん、マキコちゃん、アミちゃん。

あの時漫画家になりたいと公言してた彼女たちは誰かプロになったのかなあ。



時は変わって中学生の頃。

将来の夢:声優さんにシフトチェンジしたミヤタスさんは、声と演技を鍛えるべく演劇部をチョイス。

ちょうど代々木アニメーション学院とかが出来たばっかで、横浜遊びに行ってはよく外観見てここに通いたいなあって思ってたんだよね。懐かしいぜ。

だけどそんな折、まあ……色々ありまして(後々このエッセイで触れるかもしれないけど、どシリアスの極みみたいな内容になるぜ!)、今の地元におしっこ……じゃないお引越しして(誤字が面白すぎてそのまま残す←)、一旦将来のビジョンは白紙に戻ったのでありました。



で、高校生。ここでやっと今の職業が出てくるんだなあ……我ながらすごい変遷!

って言っても、高校生にもなると夢=仕事という認識が出てきたり、おうちの経済的な事情を考慮したり、そういう向き合い方になる。なった。これはあくまで私の場合だけど。

ぶっちゃけると私が選んだ道は、そういう諸々の中で限られた選択肢の中で、いちばんなりたかったもの。

他にやりたいことがなかったわけじゃない。でも現実的に地元から離れる余裕はなかったし、自然と自分自身、そっちを見ることはやめた。

地元の専門学校に入る頃にはこの資格取って働きたい!ってちゃんと腹を括っていたから、ようやくそこで『夢を叶える』目標は果たされたことになるのかなあ。


あ、今ですか?楽しいよ!おかげさまですーごく楽しい!

この仕事、この職種、選んで良かったなあって心から思っています。

こどもかわいいよこども。



このエッセイの読者さんには学生さんもいるかと思うけど、少しでも参考にな……るのかこれ?いやあならないだろうなあHAHAHA★

あるオタク女子の将来の夢の移り変わりのお話。

夢を叶えるってほんとうに大変なことだけど、努力しないで叶う夢はないと思うし、夢のために我慢したり何かを切り捨てなきゃいけない局面に立たされることもある。

そうなったら多分、『あとで後悔しない方』を選べばいいんじゃないかな。

あと誰に反対されても、そのせいで諦めたらきっと後悔する。そのせいで、がいつまでも心に残る。

人って何かの、誰かのせいにしてしまう生き物だからさ、よっぽどメンタル強くないとそっちに飲み込まれちゃうよね。

だから夢を追いかけるのも、諦めるのも、自分で決めたって言える形がきっといちばんいいと思うよ。

夢いっぱいの学生諸君、応援してます!




第5回にして突然真面目な話してて私もびっくりだよ!!

いやだわぁ不真面目ダメ社会人の代表みたいな人が何を言っているのかしらウフフ★

まあちょいちょい真面目な話もしていかんとな、ネタが持たないという部分もあってだな……←


大きくなったら何になりたい?

大人になった今は、人間的な理想が夢です。

器が広くて、自分に正直な生き方をして、いつも思いやりと感謝の気持ちを忘れない人間になりたい。

だから私もまだ、夢を追いかけている途中なのかもしれないね。

お相手は私、雅タスクでした!

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