第31話 流れる星に願いを込めて

いつの間にか君を

意識していた

いつの間にか君に

恋をしていた


初めて逢ったあの日

夏の日差しを浴びた君が

あまりにも眩しすぎて

目を細めたっけ


それから季節は進み

枯れ葉舞い散る今も尚

変わらず君は

あまりに眩しい



いつの間にか君に

恋をしていた

気がつけば心の中は

君のことばかり


透き通った季節

星影眩しく輝く空を

独り見上げ

目を細めてみる


いつかいつの日か

この想いを告げよう


いつかいつの日も

一緒にいられるよう


流れる星に願いを込めて



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詩集『紡いで繋いで』 藤乃 澄乃 @su-mi

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