エンドルフィン糖化高架

レー・NULL

等価効果

 悲しいことはよくあるし、怒りを感じることだってある。楽しいと思う事だってあるさ。悲しいのとか、怒りとかももちろん。例え楽しさであってもこの虚無感は拭えない。何かが足りないせいで、そのすべてが足りないんだ。欠けているせいで、そのすべてが空白なんだ。


 すべて忘れて甘いものでも飲もうよ。炭酸が入っていないのなら尚良し、糖分で頭の中を盛り上げよう。何かが足りない、すべてが足りない。そのすべて以下略を切り捨てて、楽しくなってしまいましょう。


 エンドルフィン。上昇気流。上限なしの倍々掛け値。意味のない言動にさえ笑えてくるでしょう。等価効果に相応の価値を付加しましょう、そうかいそうか、終末的な糖の物質が埋め尽くしても、もはや解らない事ばかりだ。エンドるフィン、意味のない言葉にさえも楽しくなってきたでしょう。


 でも、待って、ちょっと待って。いつまで続くのかお祭りは、きっと永遠には続かない。上限無視した高速運転は、すり減ってすり減って、ブレーキがストップしてしまう。それが下げる事という事なのだ、その事は事を起こす事になる事になる事を解ってない。


 インスリンが連れ去って、アドレナリンが怒り狂う。シナプスがキレて、肝臓が泣き始めた。未曽有の大災害は大暴れを引き起こす。進行していく苛立ちは、なおも肉を蝕んだ。ならば、この事が起らなかった事にしてしまおう。それは、この事が起きなかった前の事を、その事の事をまたしよう。


 エンドルフィン。上限しらずの気流はバイバイ掛け値に盛り上がる。意味のない言動にさえ笑えてくるでしょう。糖化高架に相応の高さを付加しましょう、そうかいそうか、終末的に飛び降りて、もはや何にも解らない。エンドるフィン、意味のない言葉にさえも楽しくなってきたでしょう。


 頭の中が砂糖漬けで、脳みそ砂糖の漬物になってたってもう、わかりゃしない。エンドかフィンか、はたまた、エンドルフィン。終末的な糖の結合体になっても、もはや何の事かわからない。望んでたのは上昇気流で、落ちたらどうなるのかもわからない。高架が高くなって、飛び降りたら位置の効果で、エンドなフィンになって、解らなくなる。


 砂糖のような甘い終末を迎えたいけど、そんなの無理。エンドルフィンで何にも解らなくなってしまえば万事解決。後は腐って死んでしまえばいい。どうだ、最高じゃないか。楽しいと思えてくるぜ。

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