第4話[Working]
日曜の朝
ハルカさんからのメール[AMからログインしませんか?](4人に送信)
チヒロ(ははは、ハマってるな~あの子・・・[OK時間はどうする?]返信っと)
アオイ[AMは部活だから午後から合流でもいい?]
ミズキ[10:00からならOKです]
ハルカ[じゃあ10:00時でお願いします。]
ミズキ[お昼は一度ログアウトするからPMの時間は改めてでいいかな?]
アオイ/チヒロ[OK]
ハルカさんが精霊使いのジョブを調べたそうで精霊使い専用の魔導書を買いに書店へ。
ジョブの種類が多いだけに魔導書の種類も数が多い、3人で回ってもあまり意味がない感じなので自分の必要になりそうな本棚を各自探そうということに。
チヒロ「加速魔法か・・・使えるかな?とりあえずこれくらいかな、他の2人は?・・・」
ミズキさんは3冊の魔導書を抱えてこちらに歩いてきます。
ミズキ「いろいろ使えそうだから覚えておこうと思って」
チヒロ(あ、ビショップはほとんどの魔法を使えるんだったかな?)
ハルカさんを探して歩いていくと奥の棚で難しい顔した彼女を発見。
2冊の本でどちらを買うか迷っていたらしく
ミズキ「私がお金だすから2冊とも持ってきて」
この一言で解決したようで、笑顔でついてきます。かわいいな・・・
ミズキさんの武器は魔力増加用の杖なのですが、最近ダガーやレイピアにその機能が入った魔法剣士用の武器があるとのことで武器やに行くことに。ビショップだと装備できないけど錬金術師は武器の限定がないらしくなんでも持てるらしい。
魔導武器専用のお店でミズキさんはレイピアを購入、持っていた杖は邪魔になるのでその場で売却、ふと目に止まったブレスレットタイプの魔力増加アイテムも購入。
チヒロ(ん?・・・どんだけ増幅させる気だ?)
そんな感じでAMはお買い物で終了。
ログアウトしてアオイさんと連絡を取り合って
ハルカ「PMはちょっと予定があるからPM15:00集合でもいいかな?」
とのことです。
ログインしたらミズキさんが簡単な仕事を引き受けてきたらしく・・・
内容は隣の町まで荷物を運ぶだけなのですが、徒歩で片道一時間で引き渡しの処理とか考えても2時間30分あれば済むそうです。何も無ければただの散歩です。
この仕事の報酬だけでも一部をリアル側に換金して1人1万くらいの報酬になるそうです。
ミズキ「町の外はモンスターよりも人間のほうが面倒だから気をつけてね」
チヒロ(ああ・・・なるほど・・・)
ミズキ「モンスターなら無視してやり過ごせるケースもあるから無駄な戦闘は控えていいけど、人や他種族が近づいて来たら戦闘体制をとってね」
アオイ「了解」
ハルカ「ハ~イ」
チヒロ(この子いきなり撃ちそうだな・・・)
町を出て歩いていると野良犬が林から出てきて威嚇してきます。
ハルカさんはミズキさんの後ろに隠れて銃を抜いたようです。
完全に襲って来る雰囲気を出していたので
チヒロ「いいよね」
ミズキ「やってみる?」
アオイ「いきますか?」
そういってアオイさんはスローイングダガーを抜きながら犬の左に走り出します。
それを見ながら私は槍を構えながら右へ
アオイさんが引きつけながらダガーを投げます、
それをかわしたところに私が槍の斬撃を打ち込みます。
チヒロ(うわ、手応えが・・・)
犬の動きが止まった瞬間銃弾が撃ち込まれます。
チヒロ(あっけないな・・・)
チヒロ(あ~なんかやだ、えぐいな~前衛だとこうなるのか・・・後衛のジョブのほうがよかったな~)
アオイ「おつかれ、これってただの犬?拍子抜けだな・・・」(ダガーを回収)
ミズキ「いい感じに連携プレーだね」
ハルカ「えへへ」
チヒロ「日が暮れる前にもどりたいね」
その後は何事もなく町に到着、荷物を届けて処理をして、少し町を眺めて回りました。こちらの町の方が栄えているらしくお店の種類とか売っているものがそろっていて、みんな買い物したかったけれど仕事中だから断念。
他の町に行くとログインのキーポイントがあるらしくアクセスカードに登録しておけばこちらの町からもログイン可能とかで登録だけ済ませました。
帰り道は何事もなく散歩しただけで町に到着。ミズキさんが報酬をもらって今日は解散。後日ミズキさんと会うときに報酬はまとめてもらえることに・・・こんなんでお金もらっていいのだろうか・・・
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