進学しても本郷に行くとは限らない
東大の主なキャンパスは
(
“東大”と聞くと、まずイメージするであろう赤門や安田講堂(学生運動で占拠されてたとこね)は、両方とも本郷キャンパスの方。そっちに通うのは後期課程からになる。
なので、進学して本郷に通えるようになったときは、なんというか一歩進んだ感がある。
でも、一部の学科は後期課程でも駒場キャンパスに研究室があるため、残念ながら3年生以降も駒場に通う。(個人的には駒場の方が好きなんだけど、一般的には本郷の方が人気。)
一つは、後期課程の教養学部。後期課程で“教養”って、いったい何を勉強するんだって思うかもしれないけど、いろんな分野の横断的な研究ってとこに特色があるみたい。
(ちなみに筆者も一時期、後期課程教養学部の数理科学コースに在籍していた。)
で、もう一つは、理学部数学科。なんで数学科だけが駒場に置かれてるのか、理由はいろいろあるらしいけど(教官の所属が教養学部数理科学コースと同じだからとか)、巷では「数学科に進むような変人を隔離するため」みたいなことも言われてたり。(悪かったな、変人で。)
さて、そんな駒場キャンパスだけど、有名なのは
ちょうどこの時期になると
そして、その銀杏目当てで、近所のおばちゃん達が徘徊する。(キャンパスは基本的に立ち入りは自由。)
銀杏といえば、筆者が所属していた弓術部では、毎年11月に行われる文化祭(駒場祭)で、銀杏の種子を洗って袋に詰めて御守りとして売るという伝統があった。その名も『
なので、近所のおばちゃん達と競うように必死で綺麗な銀杏を探している学生がいたとしたら、十中八九それは弓術部。
あと、駒場の想い出といえば、駅で学生にお金をたかるお婆さんがいた。(通称、
たぶんどの大学でも似たような人はいるんじゃないかな。
まだ世間にすれていない学生は「お金が無くて家に帰れない。500円貸してよ」なんて言われたら、つい出してしまうんじゃないだろうか。500円というのも、それくらいいいかなと思わせる絶妙な金額設定である。
駒婆、まだ元気かな……。
もしまた会えたら500円、返してもらわなきゃ……。
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