〈ひょうきん者〉と〈竜の舌〉 2
かくして老婆は今アルルたちの家に居るのである。
あの後、傷の手当てを終えるころには、老婆はすっかり落ち着いたように見えた。ウレリたちへの受け答えなどもしっかりしている所をみると、やはり混乱は一時的なもので、早々に収まったに違いない。アルルは思った。この分なら、どこへ向かうにしろ老婆はすぐにまた旅を続けられるだろう。
だが、夕食を終えたころには、アルルはその考えを撤回しなければならなくなった。
火から下ろされ卓の真ん中に置かれた鍋は既に空だが、まだ微かに温もりを放っている。たっぷりと加えられた乳と肉、香草の良い匂いに胃袋を刺激されて、各々の前にある椀の中身もどれも綺麗に片付いている。
ヘスの隣で枝に止まる鳥のようにちょこりと椅子に腰かけた老婆は、先ほどからしきりと炉の方を眺めては頷き、何事かをブツブツと小声でつぶやいている。老婆が何を気にしているのか興味をひかれたアルルも炉へ目をやり確かめてみたが、そこでは火が小さく燃えているだけで特段変わったものは見出せなかった。
「それで、ロンプへはどちらから」
口の中に残った肉の脂を麦酒で洗い流し、ヘスが尋ねた。
「この町はご存じの通り少し街道からは外れています。旅の方が訪れること自体私たち家族には珍しく思える。どちらかへ向かわれる途中で?」
「そうです」
老婆は炉の火から視線を戻し頷いた。
「マナバスを出て、最初はタインから。あちこちにある小さい町も廻りながらレスグラノアを通ってケネとニムスにも行きました。今はちょうどネヴィンへ――この地のご領主様の町へ向かう途中です。そちらに仲間のエンという者がいますので、彼の所へ向かおうとしています」
「ほう」とヘスが感嘆の声を上げる。
「それはまた随分と広い範囲を巡ってこられている」
確かに。聞いていたアルルも頷く。王領のマナバスを出てエルベ伯領のタインに始まり、ヘステ伯領からジノア伯領のケネとニムスに。そこから更に古き森の道を辿りネヴィン伯領にあるここロンプへ。老婆が歩いてきた道は、仮に街道沿いに大きな町を巡るだけだったとしても、ひと月半はかかる道のりだ。さらにまだ老婆が向かうと言ったネヴィンも、ここロンプからは健康な大人の足で丸一日以上かかるほどに離れている。果たしてこのような老婆の足でそれほどの長旅に耐え切れるものなのだろうか。疑問がわく。
同様の事を思ったのだろう。それにしても、とウレリが横から口を挟んだ。
「よくご無事でいらっしゃいましたね。ニムスは今、戦の最中なのでしょう? 王がお出ましになるほど酷い事になっているとか。他にも古森の道には悪い霊が棲むとも聞きますし。それを女の足で抜けていらっしゃるなんて……随分と恐ろしい思いをなさったのじゃないかしら」
老婆は僅かに目を伏せた。
「たくさんの死を見ました。凍える夜に死者の声に呼ばれたこともあります。どれからも逃れるのは簡単ではありませんでした。独りでは恐ろしくて震えましたけれど。それでも、私はそうしなければならなかったのです。この――」と彼女は懐から大ぶりの耳飾りをひとつ取り出した。
「持ち主を探さなければなりませんでしたから、どうしても」
耳飾りは炉の火を映して静かに煌いた。材質は煙水晶だろうか。半透明の黒っぽい石を薄く削って作られたらしいその飾り部分は、形状から何かの鱗のようにも見える。
隣でターグが息を呑む音がした。
「どうしたの?」
アルルは従姉に顔を向ける。ターグが凍りついたように耳飾りを凝視していた。
「顔色が悪いよ」
心配したアルルはターグの顔を覗き込んだ。
そういえば、老婆を連れてきて以来、この従姉はいつにもまして静かだ。もともと物静かな性質ではあるが、それにしても今日は静かすぎる。どこか具合でも悪くしたのだろうか。まるで傷を受けた鹿が息を潜めて過ごしているような……害をなす何かをうかがっているような……そんな風に張りつめた静かさを感じる。
「何でもないわ」
ターグは幾度か唾を飲み込み、アルルを押しやった。
「少し――驚いただけよ。あんまり凄い細工の耳飾りだったから」
「確かに怖いくらいに綺麗な耳飾りだね」
アルルは耳飾りに視線を戻した。
「お話に出てくる竜の鱗みたいだ」
「ええ。ほんとに」
ターグが繰り返した。
「ほんとに怖い耳飾り」
あれを見つけてくるなんて……。微かにそう聞こえた気がした。
「この耳飾りの持ち主は、私にとってもエンにとっても、とても大切な人なのです」
老婆は耳飾りを掌でいとおしむように撫でながら言った。
「ご家族ですか?」と、ヘス。
「ご伴侶か息子さんとか……」
「いいえ、夫や息子では――でもそうですね、家族のようなものです。私にとっては親代わりであり、親友であり、エンにとっては息子同然の弟子ですから」
けれど、と老婆の眉間が曇る。
「旅先でひとり消息を絶ってしまって――。見つけるには、彼の足取りを辿るしかなかったのです」
ああ……と、皆の口から溜息のように声が上がった。今の時代、比較的余裕がある地方の街道沿いでさえ、道端で息絶えて野ざらしとなっている者を見かけることがあるのだ。長く厳しい旅の空の下、老婆が探し求める男はどこかで病いを得て伏せっているのか、あるいは賊に襲われて既に……。本当に、悪い想像には事欠かない。
「お気の毒に。さぞかしご心配でしょう」
同情に満ちた眼差しでウレリが言った。
「神様のお導きがありますように」
慰めのように小さく祈りの言葉を添える。
「それで、お探しの方は」
ヘスが尋ねた。
「見つけられそうでしょうか?」
「幸運なことに」
老婆はにこりと顔を崩した。
「目処がつきました。今日、この町で」
「ほう、それは良かった。お祝いを申し上げます」
「ありがとうございます」
老婆はまた小さく目を伏せる。それから目を上げ、アルルを視界に捉えて言った。
「未だ困難はありますが、私たちは必ず、彼を取り戻すことができるでしょう」
強く視線に射抜かれて、アルルは身を震わせる。老婆はまた錯覚している。アルルのことは〈竜の舌〉の魔術士。自分はその友人である〈不思議〉のフィグニステルだと思っているのだ。彼女の混乱は未だ収まっていなかった。治ったと思ったのは自分の見当違いだったのだ。
だが、彼は同時に胸の奥に不思議な痛みを覚えてもいた。先ほどの老婆の話にあてられでもしたのだろうか。耳飾りを見て以来、まるで旧く親しい友人が訪ねてきたのに思い出せず罪悪感を抱くような、深い所の自分が悲しんでいるような、おかしな感じがする。本当に奇妙だ。そんな事があるはずがないのに。
『けれど』と異国の言葉だろうか、老婆が不思議な囀りのように続ける。皆が困惑している中で、彼女の声がアルルにはこう聞こえた。
『〈竜の舌〉のアルル、ここまでの旅は私には堪えました。あなたという存在と離れている時間が長すぎたのです。どうやら私はもう間もなくこの姿を捨て去らなければならないようです。どうかこの耳飾りを持ってエン・テーレの下へ。同じ耳飾りを持つ仲間たちが、あなたの真実の姿を教えてくれるでしょう』
そして彼女は、深く胸の奥底から押し出された、嘆息のような言葉を付け加える。
『あなたの不在は、生命の火が燃え尽きるほど――長かった……!』と。
この夜、アルルは夢を見た。否、正確には夢を見ているのだと思った。
何かに呼ばれた気がして、不意に瞼が開いた。
窓をふさぐ板をカタカタと風が鳴らしている。夕食の匂いが未だいくらか宙に残り、影絵のような部屋の中をふらふらと漂っている。闇の中で母がもぞもぞと動く音。低く伯父のいびきが聞こえてくる。夜は未だ深く、火の落ちた部屋は熱を失い始めていた。厚く藁を敷いた寝床に潜り込んでいても、朝には冷えそうだとぼんやりとしたままアルルは考える。
布越しに藁がチクチクと肌を刺し、アルルは寝返りを打った。その拍子に目に入ってきたものにギクリとする。
灰の中で息づいている小さな熾火と、その前にしゃがみこむ何かが見えた。
人だ。アルルは思った。少なくとも人の形をしたものだ。何者かがそこにいて、熾火に手をかざしている。何か、否、人の形をした何者かは、うっすらと全体から光を放っている。それはさながら金色の薄い布を被っているようだ。金色の薄い布、あるいはたくさんの解けた糸。金色の細い糸のような――長く、体を覆う髪……。
身じろぎとともに金の髪が揺れて、紫と赤の
女は小声でぶつぶつと呟いている。
『灰の中の埋み木、香木より生まれし火、清浄なる炎は虜囚の檻を破り、真理の巡りを解き放つ』
女が燠火に何かを振りかけた。薄く煙が上がり、夕食の残り香を押しのけて、嗅いだ事のない不思議な甘い香りが立つ。うっとりするような良い匂いだ。
暗闇に慣れたアルルの目は、別の影がひとつ立ち上がったことに気づいた。波打つ豊かな髪が銀色の滝のように煌いている。円く秀でた額を持つ小さな横顔。ほっそりとした立ち姿はターグのものだ。彼女は見たこともない厳しい顔で、炉の前にしゃがむ女を睨んでいる。
アルルは息を殺してじっと二人の女を眺めた。
『去りなさい』
ターグが口を開いた。
『我が意にそまぬ者よ。ここは我が力の支配する領域。森の王赤鹿の叡智に守られた場所。お前が足を踏み入れて良い場所ではない』
常とは違う、不思議な響きを備えた声だ。耳の奥に流れ込んで長く谺するようである。
知覚が歪んだ気がした。気づけば伯父の鼾が止んでいる。温い水の膜に包まれているような違和。母の寝返りの音も、風が窓板を鳴らす音も、何もかもが全て消え失せたようだ。
しゃがんでいた金の髪の女が、くるりと向きを変えて立ち上がった。ターグに向き直った女の横顔を見た瞬間、アルルは危うく声を上げそうになる。金の髪に縁取られた顔が、老婆の――フィグニステルの顔をしていたからだ。
『去りなさい』
大鹿のような威厳をもってターグが繰り返した。
『老いた鳥よ。堕ちたる神に与する者よ。お前たちに彼の者を渡したりはしない』
老婆が威嚇するように歯を剥き出した。金色の髪が尾羽のように逆立って見える。ターグが右手を掲げ、ぐっと握りしめた。目に見えぬ何かが迸る感じがして、アルルは産毛が逆立つ感触を味わう。瞬きし終えた時には、ターグの手に、光る長い針のようなものが握られていた。
ターグがサッと老婆に走り寄り、その胸を突き刺す。金の髪の老婆が硬直し、次いで声もなく灰の上に倒れ込んだ。
殺した!? アルルは息を呑む。肉の焦げる嫌な臭いが微かに流れてきて、せりあがる嫌悪感に耐え切れず大きく喉が鳴った。ターグがこちらを振り向く。しまった! 瞼を閉じて寝たふりをする間もなく、彼女と視線が合ってしまった。瞬くことすらできずにアルルはターグと見つめ合う。束の間彼女の顔に狼狽が走るのが見えた。
するすると音もなくターグが近付いてくる。アルルは固い唾を飲み込む。恐怖からか、上顎に舌が粘りついている。
『忘れなさい』
またもや谺する声をターグが発する。アルルを覗き込む紫の瞳が、夜に光る獣の目のように鮮明な金の縁取りをもって輝く。恐ろしい。けれど目を離せぬほど美しくもある、金と紫の輝き。
『忘れなさい。全ては夜の夢。夢魔の見せた幻』
知覚が歪む。ぼわりと、温い水の膜に包まれる感触がする。
『忘れなさい。これは夢。心に留める価値の無いもの。朝の光が洗い流し、記憶から消し去るでしょう』
急に強烈な眠気が襲ってきて、視界が霞んだ。違う、と意識のどこかが主張する。これに身を任せてはいけない。これは不自然な魔術の眠りだ。
抗おうとする瞼が重い。重くて離しがたい。抵抗は無駄だと、泥のように体が溶けて沈み込んでいく。
闇に呑まれる寸前、温かなものが額に触れていった。温かく柔らかく愛しみに満ちた掌の感触。それはいつもの優しい従姉の手だったような気がした。
早暁。修道院の鐘音が家々の屋根を越えていく。未だ空に居残る星を追いたて朝の光が辺りを清めていく中、眠い目をこすり起き出した町の人々もそれぞれに動き出す。
アルルを叩き起こしたのは、家中に響き渡った女たちの悲鳴だ。
「母さん! ターグ!」
飛び起きた姿のままアルルは慌てて彼女たちに走り寄る。炉近くの壁際でウレリたちが震えていた。昨夜老婆が眠った辺りだ。今にも倒れそうな様子で口元を覆っているウレリを、同じく青い顔で唇を引き結んだターグが気丈に支えながら床の上を見降ろしている。母親と従姉を怯えさせている何事かを確かめるべく彼女たちの前に回り込んだアルルも、息を呑んだ。
老婆が物言わぬ姿となって転がっていた。見開かれた両目は既に白く濁り、だらしなく開いた唇が土色に乾いている。早くも取りついていたらしい蛆のようなものが一匹胸元から這い出して床の上へ落ちてもがくのが見えた。
「……死んでる……?」
呆然とするアルルの脇から、同じく飛び起きて上着をひっかけただけのヘスが老婆の口元へ手を伸ばす。彼は暫し老婆の口元に手をかざした後、見守るアルルたちへ振り向いて言った。
「亡くなっているようだ」
「僕のせい?」
アルルは自分の体がカタカタと震えだすのを感じた。
「僕が殺したの? 僕が昨日ぶつかったから、打ち所が悪くて、それで……」
勝手に言葉が口を衝いて出る。自分は人殺しになってしまったのか。ご領主様の下に引き立てられて、絞首台に吊るされるのか。きっと館の前の広場で縛り首にされるのだ。人々に唾吐かれ石を投げられながら。
アルルは恐ろしさのあまり崩れ落ちそうになった。
「莫迦を言っちゃいかん」
ヘスが彼の腕を掴み、引き上げた。いつになく厳しい視線をアルルに向けてくる。
「お前さんのせいなどであるわけがない。ともかく死体をこのままにしておくわけにはいかん。墓地の隅にでも入れてもらえないか、司祭様たちにご相談してみよう」
相談の結果、老婆は墓地の片隅に埋葬されることになった。
簡素な祈りの言葉と共に棺に土がかけられる。全て見えなくなってしまうと、老婆がいた痕跡は、アルルたちの下に残された荷物以外にはすっかりなくなってしまった。
「ご家族がいらっしゃるなら、返してあげられるといいのだけど」
家族全員が集まった部屋で、白髪のひと房を切り取り編んで残したものと、老婆の荷物だったものを前にウレリが言った。杖は無ければ天への道で困るだろうと遺体と一緒に埋めてしまったが、その他のものは老婆の家族への手がかりにならないかと残すことにしたのだ。
「その事だが」とヘスが口を開いた。
「ネヴィンへ人をやるのがいいと俺は思う。あの婆さんは、ネヴィンにいるエンという男と合流すると言っていただろう。だったらそいつに死んだことを伝えてやらなけりゃならん」
それに、とヘスは続ける。
「婆さんが探してたっていうこれの持ち主のこともある」
彼は懐から黒い石の耳飾りを取り出した。
「この町に手掛かりがあったそうだが、それが何かさっぱりわからん。司祭様や町の者たちにもこいつを見せて持ち主の件を話してみたんだが、皆首をひねっていたしな。だが、エンという男にならわかるのかもしれん。だったら大事なものだろうし届けてやらなけりゃ」
「僕が行く」
アルルは言った。
家族の目が一斉に彼の方を向いた。
「僕が行くのが正しいと思う」
彼はそう繰り返した。
「アルル、まだ気にしているの?」
ターグが気遣うようにアルルの腕に手をかける。
「旅で苦労した後だったのだもの。きっと寿命よ」
「ターグの言う通りよ。アルル、あのお婆さんが亡くなったこととあなたのことは関係ないのよ」
母親のウレリも同じようになだめにかかった。
「そういうことじゃないよ」
アルルは苦笑いし、首を振った。
そういうことではない。確かに老婆の死に驚いて一時混乱もしたが、今はもうそんなことは無いと思って落ち着いている。老婆が死ぬ前に自分の命が尽きることを知っていたようだったと思い出したからだ。彼女は言っていたではないか、生命の火が燃え尽きるほど長かった、と。それは他人にはわからない何らかの病を抱えていたからではなかったのか。
アルルが気になっているのは、老婆が囁いた言葉だ。老婆の残した不思議な言葉――混乱していたとはいえ、何故あれほどアルルに執着したのか。アルルの真実の姿とは、耳飾りの仲間とは何なのか。自分でも何故だかわからないが、確かめなければならない気がする。
「最初にお婆さんに会ったのは僕だし、その時からの様子を知ってるのも僕だけだ。ネヴィンへは誰かが形見を届けに行かなくちゃならないけど、伯父さんには仕事があるし、母さんやターグは女の人だもの、家にいなくちゃ。そう考えると僕が一番適してるんだ。だから僕が行ってくるよ」
アルルはターグの手を静かに外した。
「たかだか往復二日三日の旅だよ。すぐに戻ってこられる。心配するようなことはないよ」
「でも、アルル……」
「駄目だよ」
ついて来そうなそぶりのターグに、アルルはきっぱりと言った。
「言ったろ、女の人は家にいなくちゃ」
彼は面倒を見てくれる人が必要な小さな子供ではないのだ。
「ふむ」とヘスが頷く。
「確かに我が甥っ子殿の言う通りだ。そいつが一番理にかなってる。ここはひとつアルルに任せてみようじゃないか」
それから、彼は未だ心配そうなウレリとターグに向かって言った。
「男の子はいずれ親から離れて一人で歩いて行くもんだ」
こうしてアルルは一人ネヴィンへ向かうことになったのである。
*
ささやかな荷物を肩に、足を踏み出す。後ろにはロンプ、前にはまだ歩いたことのない道。
ふと奇妙な錯覚に襲われる。今後ろを振り返れば、住み慣れた町が幻として消えていくのが見えるのではないのかと。
けれどそんなことがあろうはずもなく、故郷の町は変わらずそこに存在し、アルルは小さく笑いを洩らして再び前を向いたのだった。
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