[都市伝説]知らないほうがよかった話

第7話「金持ちホームレス」「ちびまるこちゃんの最終回」「レンタルビデオ」

「金持ちホームレス」

都心のある河原でホームレス襲撃事件が起こった…

少年たちはエアーガンを持ってホームレスが住んでいるブルーシートハウスを襲撃した。中にいたホームレスは応戦むなしく、エアーガンの雨と袋叩きにあい死亡この事件は現代のキレ易い少年たちの暴走として新聞に載った・・・・・

しかしこれは単なるリンチではなかった…

ホームレスを襲撃したのは少年、しかも暴力団に出入りしていた暴力団予備群の少年たちであった。

そして暴力団に襲撃するよう指示されたと証言していた。

彼等はただ弱いものイジメをするためだけに暴行を加えたのだろうか？

・・・・・答えは否、真相は金を奪うために襲撃したのである

襲撃を受けたホームレスはもとは企業のお偉いさんで、会社名義で融資を受けた金を持ち逃げした男であったといわれている

事実殺された男はホームレスとは思えないほど羽振りがよく、嘘か真か昔は企業の役員だったとホームレス仲間に自慢していた。

そして少年たちに襲撃され死亡。

金は発見できず、襲撃した少年たちも捕まった。

どうやら金を高価な宝石やその他換金性の高いものにしてどこかに隠していると言う。

彼が死んだ今そのありかは誰にも分らない彼が前に住んでいた河原のどこかにあるとも言われている。

「ちびまるこちゃんの最終回」

ちびまるこちゃんの最終回サザエさんやドラえもんなどの人気アニメには最終回の噂がつきものだが、ちびまるこちゃんの最終回の話の噂もある。

概要はこうだ。

作品中にたまに出てくるというトモ蔵がタンスの中で保管している株券があるが、気が付けば激しく急騰していてとんでもない株価になっている。

それのお陰で家族は思わぬ大金を手にし、貧乏な平屋から豪邸に住めるようになる。

また二人の娘も大学に行かす事ができるようになり、まるこは上京し、漫画家になる・・・・・・

というような話である。

まるこのモデルという作者が実際に東京の大学に行ったのかはわからないが、サザエさんやドラえもんと違い、ハッピーエンドで終わるのに特徴がある。

「レンタルビデオ」

レンタルビデオ屋でアルバイトをしているＳくんはちょっと怖い体験をした…

そのレンタルビデオ屋では延滞しているお客さんに返却期限が過ぎていることを電話で伝えるのだが、その日も延滞しているお客さんの携帯に電話をかけた。

客は若い男性なのだが、なぜか彼の母親が出てきた。

話によると彼は事故で亡くなったそうで、今葬式の最中だったという。

彼の母親は必ず返しに行くので、もう少し待ってもらえないかと言ってきたが、何だか気味悪いので返しにこなくても良いと店長が母親に言った。

延滞していた客がまさか亡くなっているとは・・・・と

Ｓ君はちょっと怖くなった。

その日の深夜である、ビデオケースが積んである山が突然崩れたのは。

そして、それの片付けをしているときに怖いことに気づいた。

ビデオのケースに混じって、今日電話して亡くなったことが分かったお客さんが借りていたビデオが混じっていたのだ。

たぶん親に迷惑を掛けたくないので、今日返しにきたのだろう・・・・