二十代の未熟
夢少年
覚えてるだろ 世界はぼくらのものだったこと
オトナたちには 分かるはずない
夢と魔法を探して いつも冒険していた
覚えてるだろ 空き地に建てたぼくらの砦
オトナになんか なってやらない
ぼくらにはまだ忘れられない
ガラクタにかける呪文の唱え方
勝手に流れて変わってく
「ウマいやり方」でやり過ごす日々
何もかも変わったわけじゃないし
何ひとつ変わらないわけじゃない
ブロック塀の上 雨傘さして
1・2の3で跳び下りたなら 風に乗っていける
同じ
けれどぼくらは 同じじゃないから
ぼくはナイフ きみはランプ
2人でちょうど 冒険するのにぴったりなんだ
本気になった 研ぎ澄ますknife
牙のむき方もいつか覚えてた
何もかも変わったわけじゃないし
何ひとつ変わらないわけじゃない
「暗いのが怖い」
それなのにいつも 逃げ込む先は暗闇
消えかけたランプ
傷つけるより傷つくことを選ぶなんて
臆病だけど 弱虫だけど そのこころは
そのこころは Ah
そのままでいろよ そのままがいいんだよ
幼い夢を捨てて泣いて 立って走り出す
走っているぼくは まだ痛むよ
幼い夢を捨てて 何も感じないやつらの
嗤う声なんか 蹴飛ばしてやれ
幼い夢を抱いて捨てず 育てるきみが
ぼくは好きだ ぼくは好きだ
勝手に流れて変わってく
「ウマいやり方」でやり過ごす日々
何もかも変わったわけじゃないし
何ひとつ変わらないわけじゃない
ブロック塀の上 雨傘さして
1・2の3で跳び下りたなら 風に乗っていける
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます