Episode_22 設定資料


主要登場人物


Name: 名前

Race /Class: 種族/職業

Age/Gender: 年齢/性別

Inventory: 所持品

Profile: プロフィール



Name: ユーリー・ストラス (本名:ユリーシス・エムル・リンサドール)

Race/Class: 人間(?)/魔術騎士

Age/Gender: 22/男

Inventory:

「蒼牙」(片手剣)、ギミックシールド(ミスリル)、ライトプレート、古代樹の弓(短)、兜(ハーフクローズ)

Profile:

 本ストーリーの主人公。北西の小国リーザリオンの王女エルアナの子。また使徒という種族を父に持つ。誕生直後、リーザリオンの滅亡を前に西方辺境へ逃がされた。その後は魔術師メオンの養子として育つ。幼馴染ヨシンと共に騎士を志すが、戦いの中で「騎士」という存在に疑問を抱き別の道を模索する。

 現在はレイモンド王子に協力している。その立場はコルサス王子派遊撃兵団騎兵一番隊の隊長職であるが、自身の技能を生かした特殊な作戦にも従事する。

 剣術、弓術ともに可也の遣い手である。一方魔術の程度は「並み」であるが、使徒の形質と母方の血脈の作用で膨大な魔力を持っている。そのため、時に周囲を驚かせるほど多数の魔術を使用し続ける事が出来る。また、愛する者の危機や自身の生命の危機に際して、無意識に「使徒」の力が覚醒する場合がある。


Name: リリア

Race/Class: クオーターエルフ/密偵・精霊術戦士

Age/Gender: 21/女

Inventory: 

ストレッチスピア(ミスリル)、ソードブレーカ、短弓、ブリガンダイン(古代樹)、他

Profile:

 古エルフの血を引く女性。「黒蝋」事件で知り合ったユーリーと恋仲になるが一度別れてドルドへ向かう。ドルドの森ではレオノールの援助を受け、守護者の導き手カトレアの元で修行を積んだ。その集大成である大満月の試練で、邂逅した北風の王から幼い「寛風の王」を護り育てるための力を分け与えられた。一種の盟約を結び加護を与えられた状態だが、その代償は現時点では不明。

 「北風の王」から分け与えられた力と、元々持っていた古エルフの血脈の力、更に「南天の王」ルフから譲り受けた力により各精霊に対して強い強制力を持つ非常に強力な精霊術師である。その一方、養父であった暗殺者ジムの教育により、隠密技術を習得している。

 現在は傭兵団「オークの舌」の臨時雇いとして、ユーリーと共にコルサス王子派に従軍している。


Name: ヴェズル

Race/Class: 精霊獣/鳥型・貴上種

Age/Gender: 4/??

Inventory: --

Profile: 

 風の力を強く宿した鷹型の精霊獣。北風の王フレイズベルグとの邂逅で「優しき風の化身」と呼ばれる。リリアを母親と思い強い結び付きを持つ一方で、ユーリーには度々やきもちのような敵対心を見せる。名付け親はリリア、名前の意味は大気の循環を司る「寛風」に由来する。

 自身の視界と意志をリリアと共有する事が出来る。しかし自我の成長に伴い感覚の共有にはリリア側の負担が伴うようになってきている。


Name: レイモンド・エトール・コルサス

Race/Class: 人間/王族

Age/Gender: 22/男

Inventory:  「我が子の守り手ガーディアン」(片手剣)、プレートメイル、錦の御旗

Profile:

 金髪碧眼の偉丈夫。ジュリアンド・エトール・コルサスとアイナス・(アートン)コルサスの間に生まれたコルサス王国の王位継承者。その順位は本来王弟ライアードよりも高位であるが、国王ジュリアンド急逝の際は誕生前であったため身重のアイナスと共にアートン公爵家に身を寄せる。

 養育係であった騎士アーヴィルから「北の小国の物語」を聞きながら育ち、長じてからは「民による国造り」を目指すようになる。伯父であるドルフリー・アートンが起こした謀反事件(八月事件)を平定し王子派領を名実ともに掌握すると祖国統一に乗り出した。

 その性格は熱血でやや性急なところがあるが、本人は自身の性格をよく把握しており普段から理性的であるように自制している。自身の目指す「民のための国造り」を実現するためには目の前の戦いを避けて通れない、その事に矛盾と自己嫌悪を抱えるが普段はそれを面に表わすことは無い。但し婚約者リシアの前ではぎこちなくも年相応の苦悩を表わすことがあるようだ。


Name: アーヴィル・ウッド

Race /Class: 人間/魔術騎士

Age/Gender: 47/男

Inventory: 片手剣、ラウンドシールド、プレートメイル

Profile:

 厳しい表情と優しい瞳を持つ壮年魔術騎士。在る出来事によって数本の指を凍傷の後遺症で欠いている。

 出身地は北の小国リーザリオン。近衛騎士として誕生直後のユーリーとリシアのその後に大きな役割を果たした。その後紆余曲折を経てコルサス王国西方国境領でマルコナ・アートンに見出され幼いレイモンド王子の養育兼護衛騎士となる。以後は一貫してレイモンド王子の成長に寄り添い、彼の成長に多大な影響を与えた。

 ドルフリー・アートンの謀反事件(八月事件)を通じてユーリーの素性を確信し、その後リシアの素性を知ると動揺を見せたが結局はレイモンド王子への忠節を貫く事になる。但し、ユーリーとリシアに対しては微妙な応対をするため、頻繁に二人の苦笑いをかっている。

 小国リーザリオンの騎士らしく魔術に精通しており、その実力は第五階梯を上回ると考えられる。一方、片手剣を用いた近接戦や騎馬戦闘、部隊指揮にも通じておりコルサス王子派軍を支える幹部の一員。

 レイモンド王子の従姉イナシア・アートンとの恋仲は順調な模様。


Name: シモン・レスタ

Race /Class: 人間/騎士

Age/Gender: 61/男性

Inventory: 柳槍、ロングソード、プレートメイル、他

Profile:

 「柳槍のシモン」の異名を持つ古豪の騎士。コルサス王国西方国境伯アートン公爵に代々仕える騎士家の出身で、騎士家の世襲制が撤廃された以後も変わらずに仕え続けた。その強さは全盛期に「一騎打ちで古今無双」と称されるほど。その槍術の基礎は若い頃に素性不明の放浪者から伝授されたもの。

 一時は旧アトリア騎士団の副団長職に追いやられていたがレイモンド王子が実権を掌握した後は東方面軍将軍としてリムン砦を守り、昔日の活躍を取り戻した。その人となりは「自分に厳しく、部下にも厳しく」であるが、部下に厳しい態度を取る理由が愛情の裏返しである事は東方面軍全員の知るところである。


Name: マーシュ・ロンド

Race /Class: 人間/騎士

Age/Gender: 48/男性

Inventory: ホースマンスピア、片手剣、カイトシールド、プレートメイル

Profile: 

 コルサス王国東部の騎士家ロンド家の長子。ベート・コルサス戦争により領地を失って以後は弟ロージと共に民衆派運動に身を投じていく。解放戦線によるトトマ襲撃事件では部隊指揮官であったが、襲撃事件後レイモンド王子に仕えることになった。現在は民兵団の団長として活躍している。

 「盾のロンド」の通り名を覚えている者は少ないが、彼自身は「柳槍のシモン」と一騎打ちを行い、引けを取らない強さを見せた。また、解放戦線時代の部隊指揮経験から指揮官役を卒なくこなす一面も見せる。


Name: ロージ・ロンド

Race /Class: 人間/騎士

Age/Gender: 46/男性

Inventory: ホースマンスピア、片手剣、カイトシールド、プレートメイル

Profile: 

 兄マーシュ・ロンドと共に解放戦線として活動し、トトマ襲撃事件以降はレイモンド王子に忠誠を誓う。解放戦線では兄マーシュ率いる部隊の副官と騎兵隊長を兼任していた。その性格は明朗で熱血だが情に厚い好漢。普段冷静沈着な兄とは反対の性格を示すが、どうやら兄弟で役割を分担している節がある。

 王子派軍では遊撃兵団長と騎兵一番隊長を兼任していたが、ユーリーの復帰に伴い一番隊長を譲ると遊撃兵団長としての職務に専念している。


Name: マルフル・アートン

Race /Class: 人間/騎士

Age/Gender: 21/男性

Inventory: 片手剣、ヒーターシールド、プレートメイル

Profile: 

 元西方国境伯アートン公爵家の若者。ドルフリー・アートンの次男でレイモンド王子とは従弟の関係にある。レイモンドと共に幼い頃から騎士アーヴィルの薫陶を受けて育つ。しかし、十代中盤で高圧的な父ドルフリーと対立することが多くなり、以後はアートンから離れたエトシア騎士団の団長職に追いやられた。

 エトシア騎士団では騎士オシア・レイモの補佐とマルコナ自身の才覚により形勢不利な状況下で王弟派の進撃を食い止め、八月事件ではレイモンド王子側に立ち事件の鎮圧に努めた。その後は再編された王子派軍において西方面軍の将軍職に就く。

 歴史上度々英傑を輩出するアートン家でも彼の存在は傑出しており(オシアの補佐はあるものの)若くして数千の軍を指揮する戦略眼を発揮し、王子派軍の一翼を担っている。しかし、本人は歳相応な若さも併せ持っており、年上の女性カテジナに思いを寄せる一面を持っている。


Name: ダレス・ザリア

Race /Class: 人間/騎兵

Age/Gender: 24/男性

Inventory: ホースマンスピア、片手剣、ラウンドシールド、クロスボウ、ブレストプレート

Profile: 

 リムルベート王国王都に黒蝋禍を齎した「白銀党」の一員。斬首刑となるところをユーリーの嘆願により減刑され、リムルベートから国外追放処分を受けた後はコルサス王国に流れて解放戦線に参加した青年。解放戦線が試みたトトマ襲撃作戦にロージ・ロンドの部下として参加した。

 その後因縁深いユーリーと再会、嘗ての非行に対する後悔と反省を吐露して和解に至る。王子派軍に合流後は遊撃兵団騎兵として幾多の戦いを経験し、現在は騎兵四番隊の隊長職を勤める。トトマ街道会館の給仕サーシャと恋仲であるが、ある事を切っ掛けにサーシャがユーリーを兄のように慕っていることから、色々な面でユーリーに頭が上がらない状況となっている。


Name: リコット

Race /Class: 人間/冒険者・遺跡荒らし

Age/Gender: 28/男

Inventory: ダガー、礫(鉛)、ソフトレザー、他多数

Profile:

 冒険者グループ「飛竜の尻尾団」のムードメーカー的存在。社交的でお調子者のように見えるが実際は目端の利く男。仕事の依頼関連と金銭関連を一手に仕切っている。スカウトの技量は凄腕の領域。

 単身潜入したトリムの街で幼い少女を拾うことになった。その後、トリムの住民一部を引き連れ王子派領に逃げ込む事になる。本人は周囲に対してトリムで拾った少女を「余計なものを拾ってきた」と口外して憚らないが、それを聞く彼に近しい人々は明らかに変わった彼の様子を微笑ましく見守っているという。




その他の人物


ヨシン・マルグス(22)

ユーリーの幼馴染で樫の木村出身の青年。マルグス子爵家の養子となり幼馴染のマーシャと結婚した。現在はマルグス子爵家の跡取りとして領地経営に頭を悩ませている。


アルヴァン・ウェスタ(22)

ユーリー、ヨシンと親友関係のリムルベート王国ウェスタ侯爵家公子。ノヴァとの間に一児(小ガーランド)をもうけている。


アズール(???)

有翼人種、伝説上の存在である「使徒」と同一視される種族。ユーリーの伯父に当たる人物。その行動には謎が多い。アンナを助けた後、行動を共にする。現在の動向は不明


アンナ=ラスドールス(31)

古代の魔術師ラスドールスとアンナの魂が不完全に融合した存在。魔術結社エグメルに籍を置くが独自の考えで行動している節がある。現在の動向は不明。


デイル・ラールス(31)

リムルベート王国ウェスタ侯爵家正騎士団の筆頭騎士。大剣の名手でリムルベート王国でも屈指の遣い手と評される騎士。職務柄強面を保つが、家に帰れば妻ハンザと二人の子供に囲まれた良い父親であるという。


ドッジ(23)とセブム(23)

共に元「白銀党」のメンバー。ダレスと共に国外追放になった後、コルサス解放戦線に加わり、現在は王子派軍の遊撃兵団騎兵隊二番隊長、三番隊長を務める。活発な性格のドッジよりも、物静かなセブムの方が異性にもてるようだ。


遊撃騎兵一番隊の面々

副長パムス以下、ゼレ、マット、ガルシア、ホセ、ロンサ、ガッツ、ヨルマ、サジルの九人。彼等は解放戦線の騎兵部隊であったが、その出自はマーシュやロージの生家である騎士家ロンド家の家来衆の子息である。各自が幼い頃から武芸に通じているため部隊としての戦闘力は遊撃騎兵隊内でも抜群に高い。現在の隊長であるユーリーが単独行動をすることが多いため、実質的な隊長は副長のパムスが担っている。


遊撃兵団歩兵第一小隊

通称「アデール一家」

小隊長を務めるアデール以下十数名は元ダーリアのヤクザ者である。ドルフリー・アートンが企てた八月事件以降に王子派軍に加わり、個性的な活躍によって遊撃兵団歩兵隊を代表する小隊になってしまった・・・・・・・。小隊長であるアデールの特異な存在感により、配属される兵は直ぐに小隊の色に染まってしまうという。彼等の連帯は異色を放っており「アデール一家」という呼称が小隊の代名詞となっている。実戦では「一家」という呼称に恥じること無く、苦しい戦況を粘り強い連携で乗り越えることに定評がある。


*以外、様々な人物が登場しますが、煩雑につき割愛します。


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