次回予告

 今年も村上春樹はノーベル文学賞を取れないのか。

 いつになったら取れるのか、そもそも取らすつもりがあるのか。

 ノーベルさん所にいったいおいくら万円寄付すれば、ノーベル文学賞を貰えるのか、いよいよ日本政府は本気で考えた方がよいのではないか。


 やれやれ。


 とまぁ、そんな話はさておいて。


 なんとか女性社員たちの誤解をとき、その場を乗り切った友久。

 しかし、彼を待ち受けていたのは、窓牧商事社長――宇路内へのプレゼンであった。


 日曜日の午後。

 キリスト教圏なら安息日、働いちゃいけない日だってのに、そんなの魔法少女たちにはお構いなしってもんだ。


 何かにつけて気難しい会社に、輪をかけて厄介な頑固な社長。

 そんな絶対にしくじれねえ、気の置けないプレゼンを、これまたなんとかこなして見せる友久だったが。


 あぁ。

 どうして。

 何故。


 商談成立の握手を交わすタイミングで、娘は魔法少女に変身してしまうのか。

 場の空気が凍り付く中、俺は友久の下へと走る――!!


 Z、ゼット、マジンゼェーット!!

 俺の頭に股間をパイルダーオンして、なんとか誤魔化す、これしかもうねぇ!!

 さぁ、見せてやれ友久、お前の胸にくすぶっている、熱いパッション・ブレスト・ファイアーって奴をよぉ!!


 という訳で!!

 次回、父さんな、ときどき会社で全裸になるんだ、第4話!!


「父さんな、取引先でも全裸になるんだ」


 そんなのってないぜ!! あんまりだぜ!!

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