go back home


 なんというか、久しぶりに告白というものを、された。

 俺は右手で頬杖をついたまま、カウンターの向こうで涼しげにグラスを磨くお前を見ていた。

 昼はカフェ、夜はバーとなるこの店のウェイターとしてもう5年も働いているので、最近では仕事も給仕一辺倒ではない。仕事は真面目にやるタイプなので、洗い物も雑用も黙ってきちんとこなす。

 くもり一つないグラスを並べ、お湯が沸いたことを確認して布製のネルドリップをガラス製のサーバーにセットした。その動作は流れるようで、さらりと額に落ちた前髪が揺れる。

 ステンレス製のシンプルな細口のドリップポットでコーヒーを煎れる姿はとてもさまになっていて、見慣れた俺でもまだ見とれる。奥のテーブルできゃいきゃいと声を押し殺しながら色めき立つ女性客の4人組の気持ちも良く分かる。

 けどね、お姉さん方、これは俺のだから。

 180センチを超える俺からすれば背は低いが、175センチは超えている長身、ほどよく筋肉のついた細身の身体、適度に色の抜けたさらりとした髪、傷一つない肌。とどめが恐ろしく整ったこの顔だ。ウェイターの制服はまるでコスプレかと思うほど似合っている。びしっとしまった長めのギャルソンエプロンも、もはやこいつを引き立てる小道具なんじゃないかと最近は思う。

 俺は自分の姿を見下ろす。

 身長だけは高い。まだ腹は出てないし、一応鍛えてはいるから筋肉もそこそこついてはいる。高級品とは言えないが、安物ではないスーツを着て、お前が選んだ趣味のいいネクタイを締めている。黒髪の短髪は昔からのスタイル。少し柔らかい髪質で、伸びるとすぐに変なクセがついてしまうのが理由だ。二枚目とは言えないが、まあ、見られない顔ではないと思う。ちゃんとしていれば、というのが前提であれば。

 サラリーマンも10年やっていれば、そこそこの給料ももらっている。高給取りというには程遠いが。

 そんな俺が告白された。久しぶりだった。

 相手は同じ会社の事務の子で、なんと10歳も年下だ。

 おまえよりさらに5つも年下だぜ。信じられるか?

 並んだカップにサーバーからコーヒーを等分に注ぎ、お前はそれをトレイに乗せた。左手でそれを持ち、背筋を伸ばして歩いていく。さっきの4人組の席へ。

 トータルで見たら、わりとお買い得だ、と同僚は言った。独身で、女の影もない俺を、そんな風に売り込みやがった。

 女の影はないが、恋人はいる。

 女性客がお前にしつこく話しているのを、俺は背中で聞いていた。

 こういう光景は見慣れていたから、今さら嫉妬するほどでもない。第一──

「すみませんが、仕事中ですので」

 冷ややかに言い切ったお前が、一礼してカウンターに戻ってくる。まあ、大抵はいつもこんな感じである。これはこの仕事を始めた頃から変わらない。あの頃からこいつは擦り寄る女性客を黙らせてきた。

 と、いうわけで、そんな態度でもいいわという女性客だけが生き残り、おとなしくこの店で時間を過ごす。仕事の邪魔さえしなければ、こいつもそうそう不機嫌な人間ではない。きちんと自分の立場をわきまえる相手には、それなりの対応というものをしている。

 だから店にぽつり、ぽつりと散らばるお前のファンが、こっそり隙を狙ってお前の姿を窺っているのを黙認している。害さえなければかわいいものだ。見ているだけでいい、なんて健気じゃないか。

 戻ってきたお前が誰も気付かないような小さな溜め息をついた。もちろん俺にはちゃんと聞こえている。にやにやして見ていたら、子供のようにむっとして俺をにらんだ。

「何?」

「いやー?」

「いつものことでしょ、あんなの」

「だな」

 もう冷めてしまったコーヒーがカップに残っている。けれど俺はそれを飲み干さない。

「食べたなら、行けば?」

 そう、ここへはランチを食いにきた。昼休みはもうすぐ終わる。

 今日はクラブハウスサンドイッチ。カフェらしくおしゃれに盛り付けられたそれは、食欲よりも見た目を満たすものに近い。まずくはないからそれなりに満足しているが、お前には確実に足りないだろうな、といつも思う。

 このスタイルのよさから考えられないほど、こいつは食う。

 この澄ました顔が、食事のときは崩壊。何でもうまそうに平らげる。

「なんだよ、もうちょっといてほしいとか、言えよ」

「馬鹿じゃないの?」

 ふん、と顔を背けて抽出し終えたコーヒーの始末をする。けれどその顔は少し赤い。仕事中のこいつは、典型的なツンデレのツン。そんなところもかわいいけどな。

 こいつが飯を食っているときの顔が、好きだ。

 俺は頬杖をついたままじっとお前を見つめる。

 幸せいっぱいで、とにかく嬉しそうで、一口ごとにその顔がほころんでいく。毎日向き合うテーブルで、俺はいつもその顔に惚れ直す。

 いつまでもカップに少しだけ残ったコーヒー。お前は時々それをちらりと確認する。

 時計を見た。そろそろタイムリミット。昼休みが終わる時間だ。

「今日は何時?」

「いつもと同じ」

「俺は少し遅くなる。飯は適当に食ってくれ」

 誰にも気付かれないようそんな会話をし、俺は残っていたコーヒーを飲み干した。それが合図。店を出るというサイン。

 会計を済まし、俺は会社に向かった。ありがとうございました、とお前の声が背中に届いた。


 食事、というものに行くことになった。

 告白をしてくれた女の子が、どうしても一度、と言ってきたからだ。

 初めから断るつもりでいた。けれど同僚が無理矢理口をふさぎ、食事くらいならと了承させた。

 ──面倒くさい。

 悪いとは思ったが、その思いは消えない。

 仕事終わり、なんとか同僚も巻き込んで3人で食事に行った。なんてことない普通のイタリアンレストランだ。高くもなく、安くもなく、気取る必要もなければ大衆的すぎもしない。俺が選んだわけではない。同僚はやたらこの子に協力的で、店選びまでしてくれた。

 テーブルについて、ワインと料理を頼んだ。グラスを傾けて乾杯し、前菜が来る頃にはなんとか会話が弾み始めていた。

 同じ会社のことをぽつぽつと。それから趣味の話になって、俺が料理好きだということを同僚がばらした。彼女は笑顔を見せて、感嘆の声を上げた。

 ──料理のできる男はモテるんだって。

 お前がそんなことを言っていた。料理さえできればいいってもんでもないだろうし、多分それはガセだ。俺はそう反論した。けれどお前はムキになって、できないよりはできた方がいいに決まってると言ってきた。

 よく考えたら、お前が食うことが好きだからだろうが。食べたいものを食べたいだけ作ってくれる相手がいれば、そりゃあ満足だろうよ。

 思わずそう言い返したら、お前はすっと顔色を変えた。

 あ、やばい、傷つけた。そう思った。

 次の瞬間、お前は俺をにらみつけ、その双眸からぽろぽろと涙をこぼした。

 泣かれたのは初めてだった。

 驚いた、というよりもショックだった。

 俺は──

 お前が泣きながら言った。

 俺は料理を作ってくれるなら誰だっていいわけじゃない。

 と。

 あのときほど俺は自分のうかつさを呪ったことはない。俺だってそんなことは知っていた。けれどつい、口から出た。まだ付き合い始めたばかりで、俺の取り柄は料理だけなのかと不安になっていた頃だったから。

 触れようとして、その手をほんのわずかしか伸ばすことができなかった。ここで拒絶されたら、もうどうしていいか分からなかったからだ。

 けれどお前は怒ったような顔で涙をこぼしたまま、そんな俺の伸ばしかけた腕をつかんで引き寄せ、自分の身体に回した。そして自らの腕は俺の背中へと伸ばされた。その背中、着ていた服を強くつかむように力を入れて、お前が俺の胸に顔を押し付け、泣いた。

 ごめん、とつぶやいた。

 その身体を抱き締めて、俺はひたすらそれだけを繰り返した。

 そして、そのまま、お前を抱き締めて眠った。

 目を覚ましたお前の目は赤く腫れていて、俺はその顔がとても愛しいと思った。いつもきれいに整ったその顔が、俺のために泣いて、目を腫らしたりすることもあるのだ、と思えたからだ。

 お前の第一声はやっぱり、お腹すいた、だった。

「毎日作るんですか、お食事?」

 彼女の質問にはっとする。意識が飛んでいた。ワイングラスをテーブルに戻し、俺はうなずく。

「できる限りは、毎日」

「すごいですね。献立考えるのも大変でしょう?」

「まあ、基本的に食べたいものを食べてますよ」

 まるで自分じゃないみたいな話し方だ。俺は苦笑したくなった。

 彼女は目の前に運ばれた料理ににっこりと笑った。よどみなくきれいにスプーンやフォークを操り、料理を口に運ぶ。

 おいしそうに食事をする子だな、と思った。けしてわざとらしくなく、自然な調子でおいしいです、と感想を言う。そしてまた、食べる。幸せそうに。

「──いつもそんな感じ?」

 思わず聞いていた。

「え?」

「いつも、そんな感じでご飯食べるの?」

「そんな感じって──?」

 彼女はきょとんとして首をかしげる。これも自然。狙っている仕草ではなさそうだ。

「なんだかおいしそうに食べてるから」

「え、あ、はい。あの……食べるの、好きなんです」

 恥ずかしそうに笑う。そしてまるで食べすぎを指摘されたかのように赤くなって控えめに食事を続けた。

 同僚が俺をにらむ。余計なことを言うな、という顔だ。

 恥ずかしがることなんかない、と言ってあげようかと思った。だって、あいつも同じだ。とても嬉しそうに食事をする。

 俺はワイングラスを持ち上げ、そして突然、その手を止めた。

「──ごめん」

 彼女が顔を上げる。

「ごめん、本当に。──悪いけど、帰る」

「はぁ?」

 同僚が思わず声を上げた。そりゃそうだろう。マナー違反もはなはだしい。

 俺は彼女に向かって頭を下げる。

「君の気持ちは嬉しかった。ありがとう。だけど、付き合ってる人がいる。──そいつが、きっと、腹すかせて待ってると思うから」

 彼女はフォークを持ち上げたまま、しばらく俺を見ていたが、ややあってからこくんとうなずいた。

「あー、もう、駄目だな、俺」

 頭をかきむしりたくなるのを堪えた。

「ひどい男だって言いふらしてくれ。──ああ、くそっ」

 左手で頭を抱え込む。それから顔を上げて、テーブルの上の伝票をつかんだ。荷物を持って席を立つ。レジへ向かおうとして、もう一度だけ振り返る。

「ご飯、おいしそうに食べてる姿、すごくいいと思った」

 彼女は頬を染め、うつむいてぶんぶんと首を振った。

 なのに、そのおかげであいつに会いたくなるなんて、俺は最低だ。

 俺は店を飛び出し、走った。早く家に帰りたいと思った。

 電車に飛び乗り、車内ではもどかしいことこの上なかった。最寄り駅で降りたあとは、またひたすら走った。革靴での全力疾走は辛かったが、早くお前に会いたかった。

 マンションの階段も駆け上がり、鍵を差し込み、扉を勢いよく開く。靴を脱ぎ捨て、息を切らしてリビングに飛び込んだ。

「──あれ?」

 お前はソファに座ってテレビを見ていた。俺を見て眉を寄せた。

「遅くなるって言わなかったっけ?」

 俺はぜいはあと整わない息をなんとか戻そうとして、失敗した。おもいきりむせて、咳き込む。それが落ち着いても、まだ息は乱れていた。

 その間お前はソファの上に膝を抱えるように座っていて、その手にはカップ焼きそばがあった。

「おま、何、食って」

「ん? コンビにで買ってきた。新発売」

 カップを持ち上げて言う。

「そうじゃな、くて。そんなんで、足りるの、かよ」

「まあ、普段はこんなもんでしょ」

 いとも簡単に答える。

 俺はネクタイに指を引っ掛けてそれを緩めた。身体中から汗が噴き出してくる。

「大丈夫?」

「じゃない……」

 喉はカラカラで、頭は割れるように痛んだ。息はようやく整ってきたが、ワイシャツは汗でびっしょりになっていた。

「どうしたのさ、走ってくるなんて」

 俺はソファまで歩いていき、お前の目の前に立って顔を近づけた。

「なんで、足りるんだよ、こんなんで」

 そしてその手のカップ焼きそばを取り上げる。

「何でって」

「いつもばくばく食ってるお前はどうしたんだよ。あんなににこにこして、めちゃくちゃ嬉しそうで、幸せそうな」

「──あのねぇ」

 お前は溜め息をついて、俺を見た。すぐ近くにあるお前の目はとても澄んできれいだった。

「俺だっていつもいつもそんなに食べてるわけじゃないよ。第一、食事してるときに幸せそうなのは、あんたが作った料理だからでしょ。あんたが一緒にいるからでしょ。さすがの俺だって、一人のときにあんなふうににこにこガツガツ食べたりしないよ」

 がしっと両手で俺の顔をつかむ。そしてもっと顔を近づけて言い切った。

「あんたがいない食事なんて、楽しくもなんともない」

 さすがにその言葉は胸にきた。

 俺は、はは、と力なく笑ってその場にしゃがみこんだ。俺の顔を両手で挟むようにつかんでいたお前の手もがくんと下がる。けれどその手を放しはしなかった。

「そっか」

 俺が笑い続けているので、心配になったのだろう。お前はその手を傾けて、俺の顔を上げさせた。

「どうしたのさ、急に」

「いや、悪い、なんでもない」

 けれど笑いが止まらなかった。単純に嬉しかった。

「悪いと思うなら」

 お前がきゅっと俺の頬をつまんだ。そのまま左右に引っ張る。

「何か作ってよ。俺のカップ焼きそばに文句つけた罰」

「たいしたもん、できねーぞ」

「いいよ」

 俺はお前の手を頬から外す。ジャケットだけを脱いで、ネクタイを外し、キッチンへと向かった。

 投げ捨てられたネクタイを空中でキャッチしたお前は、ジャケットとそれを丁寧にハンガーにかけた。そしていつもの指定席にやってくる。

 カウンター越しに俺を眺めて、お前は笑顔を見せた。

 冷凍してあった高い方のカニカマ──プラスチックに包まれているパックのものじゃなく、魚売り場で売っている見た目もカニに似せてある方──を取り出して解凍し、ぎゅっと水気を絞ってほぐしておく。少しぱさついてますますカニに食感が近くなるような気がするのは俺だけだろうか。

 玉ねぎとピーマンはみじん切り、冷蔵庫に残っていたご飯はレンジで温める。

 フライパンにバターを落とし、泡だったら玉ねぎをしんなりするまで炒める。ピーマン、カニカマも炒め、ご飯を投入。バターを足してさらに炒め、塩コショウしてカニピラフもどきを作る。これがなかなか馬鹿にできないうまさだと思う。あくまでもどき、だが。

 ウインナーソーセージを適当に輪切りにし、コンソメキューブと共に鍋に放り込んでスープの完成。

 にんじんをピーラーで長く薄くスライスし、塩でしんなりさせ手から軽くもみ、水気を絞る。ツナ缶とマヨネーズで和えてサラダにする。

 冷蔵庫をあさって、しし唐を見つけたので、これはプチトマトと一緒にソテーすることにした。にんにくのみじん切りと共にオリーブオイルで炒め、バジルと塩を加える。

 テーブルにできた料理を並べてやると、お前はにこーっと表情を崩した。

 つまり、これは、俺にしか見せない顔なわけだ。

 取り皿に山ほどピラフを取り分け、両手を合わせていつもの挨拶をする。

「いただきます」

 いつもに比べたら簡単に作ったものばかりだったが、それなり満足してくれているらしい。スープのお代わりを要求され、俺はおとなしくそれを注いでやった。

 俺も食事の途中だったことを思い出し、一緒に食べた。

「今日な──」

「食事、だったんでしょ? 女の子?」

「どうして……」

「分かるよー、顔に出てたもん。なーんか嫌そうだったし。面倒くさいなぁっていうオーラが駄々漏れだった」

「そ、そんなにか?」

 お前はくすりと笑って、

「そりゃ、いつも見てるから」

 と、少し得意げに言った。

「──俺、明日から最低な男として生きていくことになるかもしれん」

「ふうん」

 なんだか他人事のような顔をしている。

「自分に好意を持ってくれてる子をレストランに置いてけぼりにするって、最低だよなぁ」

「そうだね」

「その理由が恋人に会いたくなったから、なんて、本当にひどいよなぁ」

「うん」

「しかも、その子にお前の姿重ねるって、最悪だよなぁ」

「ん」

 どんどん返事がぞんざいになっていくのは、料理に意識が行っているからに違いない。まだ話を聞いているだけましかもしれないが。

「お前……明日から最低男の恋人だぞ」

 そういうと、お前はピラフをごくんと飲み込んでから、

「別にいいんじゃない? 本当に最低かどうかは、俺が知ってればいいことだし」

 お前のその潔さは、ある意味尊敬に値する。

「いい子だったよ。飯もすごくうまそうに食うしさ」

 お前はもぐもぐと口を動かしながら俺を見ている。

「何か、俺、それがバロメーターになってるよ、お前のせいで」

「だから言ってるでしょ。俺は、別に誰とでもこんな風に食事してるわけじゃないって」

「そうだな」

 俺だから、というのは嬉しかった。特別なのだと思えるから。

「料理ができるなら誰でもいい、なんて、思ってない」

「うん」

「知ってて試したり、しないでよね」

「ああ、しない」

「食事の約束放ってまで帰ってきてくれたのは嬉しい。それに、ちゃんとご飯も作ってくれて嬉しい」

「たいしたもんじゃないけどな」

「たいしたものじゃなくたって──」

 お前が珍しく箸を動かすのを止めて笑う。そして続ける。

「あんたと一緒なら、なんでもおいしい」

 そんなこと言うから、俺はもう、食事どころではなくなってしまった。そのままお前を抱き締める。お前はうわっと声を上げて、持っていた箸を落としそうになる。

「ちょっと、待って。まだ食べてる。食べてるって」

 テーブルの上には食べかけの料理。お前がいつも、空っぽにする食器。残らず全部、きれいに食べ尽くす。

 そして最後に手を合わせて、ごちそうさま。

 その笑顔が最高に愛おしい。

 皿に残った料理に箸を伸ばしながら、俺の腕からなんとか抜け出そうと暴れるお前を、俺はこのまま放したくないと思っていた。

「もう、放せってば。これ、これ食べたいっ」

 なおも反抗するお前に、俺は苦笑する。

 仕方がないからほんのちょっとだけ我慢して、お前が食事を終えたら──今日はこのままお前を抱き締めて眠ろう、と俺は決めた。


 了



 カニピラフもどき、うまいです。

 普通にカニカマだとやっぱりかまぼこっぽいし、生魚コーナーの良いカニカマも、ぷりぷりしすぎて水っぽくなります。

 で、一回冷凍して水気絞ってみたら、あら不思議、カニのよう。

 一からピラフが面倒で、冷ご飯で作ってみました。

 玉ねぎとピーマン(緑のね!)ベストだと思います。バターは怖がらずに多めに。香り付けもあるので。

 うちではご飯があまったときの定番メニューです。わりとだまされます(笑)

 胡椒は多めがおいしいと思います。

 ちなみに同じように冷凍→水気を絞るカニカマでチャーハンを作ると、なんちゃってカニチャーハンになります。油でぶわっと揚げるように焼いた卵を加えると、さらにおいしいです。

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