第10話
ー・し・∠・〆・ξ・⊂・∽ 色々な種類・形や色の髪の毛が、人の居ない廃墟の床に広がり落ちていた。
塵と一緒に成り、汚れていた。 汚なかった。
何処からか、太く短い棒が"欽ちゃん走り"みたいに空中を浮遊し、揺れながら出て来て、中空に文字を書いた。
「ショータイム スタート!?・・・・・・」
髪の毛!?が、そこかしこで動いて!?いた。 ちょっとキモイ。
しかし、線が細く目視では、何が何だか判らない状態だった。
上から、黒い雨がナイアガラのように降って来た。 部屋中が真っ黒く成る。
弱い魚が強い魚から、身を守るベイトボール(魚の玉)のように髪の毛が色々と鮮やかな蛍光色を放って楕円形を作り、時計回りに回っていた。
上下左右に動く生きたカプセル薬の蛍光灯といった未来型電気を造っていた。
回転を変えたり、点滅したり、球や三角、四角や輪と形を変えたり、分離や合体をしたりする。
そして、また再び暗く成った。
止めたのか、終わったのか、長い時間 遠近間のない暗闇が続いた。
中央付近に小さな小さな点が現れた。
コマの絵に変わり・・・揺れた・・・光の髪の毛が色を変えて、蛍の光のように出たり・・・コマの回転を変え・・・散らばったり、中心に集まったり・・・色々な花を描いたりしてオシャレな落書きをした。
コマは、揺れながら、わずかに光を増し、大きく成っていった。
光が飛散し、そこら中で繊細な雷を落としたり、広げたりした。 空気中!?で水中!?で光のリズムを変え、形を変え、色を変え会話をし出した。
★・ж・☆・▼・§・♪・・・etc
しかし、無音だった。
定期的に終わり、また、飽きずに多種多様なパターンが行われた。
音の無い静電気まがいのプチ雷、見ていて面白かった。 興味が湧く。 宇宙人との興味深い会話!?・・・・・・。 (^0^)ゞ
夏場になると子供に戻れ、見る事が出来る線香花火を真下から見ていた物が、光の点や線、色や濃さでアートされ、描写されていた。 3D映像で流れるように角度を変えて見れた。 異星人の芸術作品だった。
消えては、現われ、詳細に表現して訴えていく。 ひと夏の恋人同士の思い出に成るくらい綺麗で美しかった。
聞こえないはずの音が聞こえて来る・・・見とれる・・・心に残る。
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