第8話

暗いクライ真夜中で、その円の一空間だけ明るかった。

夢を見ているような世界が広がっていた。

誰もが見ていて楽しめていた・・・・・・!?


よくよく見てみると円の中には、一回り小さなもう一つの円があった。

二重の球にリンボウダンスをしているかのような奥に90度 角度が違う となりの輪。 

内側の円の中には、また、さらに横に90度 角度が違う縦の三重の輪があり、オシャレな牢屋みたいな見えていた。 その下には、タコのように七本の七色の足があった。

天井から床にシャボン玉のような玉が部屋中狭しとあちらこちらでゆっくりと降って来ていた。


高さによっても、色や音が変わっていくらしい。

 手元の《モグラ叩きゲーム》みたいな光にちっちゃいエイリアンが手!?を軽く添える事で球がその光に上下左右、四方八方にワープし、レーザービーム光と重なり、音を出した。

どんどんと当たっては、ヒットし、瞬間移動し、光と重なっては、消えて行く。


 まるで太鼓やシンバルを叩き、見えないはずのスティックが目に見えるような勢いで、部屋内が明るい時の稲光を思わせる感じで石原 裕次郎の" ヤクザなドラマー "をリズム良く奏でられていた。

 松任谷 由美の『 春よ 』も奏でていく。 リピート~再生~etc・・・。


それを今まで悪い事をやってきた汚れたドブネズミがいつからか!?、どこからか!? やって来た。 眼帯を付けた一匹が中央でドンとあぐらをかいて見ている。 凄味があるように見えたが、完全に見入り、飲み込まれていた。


次第に仲間のドブネズミが何匹何匹もフテぶてしい様相で肩を振って歩いて来ては、ドカンと座り、目を鋭くさせては、オーラを漂わせて座る。 


 怪しい、恐々しい奴ら達を集めていた。

 しかし、見た目と違って内面は、心を清められていた。

 やはり、芯から悪い奴は、いなかったようだ。

 やはり、各々の判断と心の置き場所や周りの見方は、違い、難しいようだ。   ・・・みんな少しずつ変わって行こうよ、まだ遅くは、ないよ、始める事は・・・。

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