小説を一日に何文字書けるのか 【10万文字の場合、約27時間】


 2018/11/18

 30分で1851文字 


 実際に何分で何文字書けるのかの記録を追記します。

 何気なくバチバチとキーボードを打って、日記を書いていましたら

 30分で1851文字という記録がでました。

 小説とは違って日記での記録ですので、構成や脱字を気にせずに入力してこれです。

 タイピングの上達具合でかなり幅はあるでしょうが、


 私の場合


 1分で61文字

 60分で3702文字になりますね。


 最近ではコンテストの応募要件に8万文字~10万文字というのが多いです。

 コンテストを応募する条件が整うまでにどのくらいかかるのでしょうか。


 8万文字の場合 21時間

 10万文字の場合 27時間


 えっ。

 結構楽じゃね。


 土日で一日10時間あればなんとか形にはできそうです。

 タイピングが私の二倍の速度で打てる方は一日で応募できます。


 集中時間を一日3時間としたら 7日~10日

 一日1時間としたら 21日~27日


 何もない状態から構成、推敲、肉付け、を考えたら余裕をもって三倍の期間はほしい

 ということで一冊書けといわれたら、のんびりだと3か月はほしいという感じでしょうか。


 そして究極の場合、夏休みの宿題のように死ぬ気で3日あればなんとかなる文字量。


 とにかく早さを鍛えたい場合「一筆書き」を極めるといいと思います。

 矛盾も誤字もなければタイピングして完成ですから。

 

 追記ここまで

 以下の文は、過去の私が書けない書けないと嘆いていた日記です。


――――――――――――――――



 はじめて、「最後まで書ききる小説」というものを目指し始めたわけですが。とりあえずWindowsのメモ帳で作業しております。デフォ主義。メモ帳との付き合いはもう、かれこれ7年? 10年? 使い道は、映像作品の評価、売れ行きデータ、講義メモ、日記、ゲーム攻略etc.長い付き合いです。


 しかしさすがに、メモ帳で「10万文字」を目指す場合を「想定」しますと、前の章をいったりきたり読み返したり、ゴッソリ入れ替えたりと、そういう苦労が目に見えるわけでして。携帯で編集できるようなもんじゃないですね、小説ってのは、携帯は書き貯めには向いてますけども。というか私の書いているのが小説になっているのか、が既にわからない。


 最初から客観的に自己評価できたらいいんですけどね。作品に「愛着」がわいてきたら、状況説明が言葉足らずでも、勝手に「自分は映像も声も浮かんでるし、保管できてるから」という罠にはまりそうですし、気持ちよくなって書きなぐっていることも、他の誰かにとっては、ただの苦痛な分量なのかもしれない、調味料辛すぎ。ということにも気づかない料理人という、ことにもなりかねません。由々しき問題です。というか改めて「文豪」の才能に嫉妬しますね。なんちゅう頭脳をしているんだ彼らは。そのへんは好きなもん書ければいいか、自分を信じられるか、または評価を求めるか、という哲学になってしまいますが。


 さらなる問題は、質よりなにより、スピード、時間。例えば忙しくて一日500文字で妥協したとします。すると10万文字までに200日かかります。コンテストが終わってしまいますね。でも1年前から募集しているのもあるので、まったりでも一応、応募の壁はなんとかなる感じですかね。


 あと、小説を書くうえで「失敗」をまったくしたことがない。というのが、そうとうな痛手だと感じております。10年~は書き続けているであろうベテランな彼らはたくさん失敗してきているはずです。その失敗を乗り越えるノウハウもたくさん手に入れているはずです。私は挑戦したことがなかったため、何が失敗なのかさえわかっていない。じゃあ紙とペンを手に入れた瞬間から小説を書いておけばよかったか、というと、そこまででもないので、まあ思い立ったがなんとかってことでしょうね。キャラクタ名、性別設定、構成、台詞、時代考証等々、やってみないと失敗できない。失敗しないとうまくならない。天才にはなれない。逆に、天才じゃないから天才を目標にさせてもらえる、というプラス思考が長く続けるうえで、かなり重要であると思います。「名作なんてこんなもんだ」のような、斜に構えないと自分を維持できない世界です。おそらく。空元気や自信がないと、はっきりいって心が折れる、それは小説以外でも、いろんな場面で言えることですが。


 書くスピードの話に戻りますと、コンテスト期間が二か月だとして、初日から書き始めた場合、締め切り日まで「一日2000字」を毎日続けることになります。2000字だったら、一時間二時間で「埋める」ことは楽だと思いますが、全体の推敲、編集、再構成、誤字脱字のチェックを考えた場合、一日2000字でもちょっと恐ろしいかもしれません。いかにストックが大事かがわかります。たぶん、楽しく書き溜めて完成しているものを、その時に開催していて条件に合うコンテストに送る、のが健康的なんでしょうね。


 書いていたらパズルのようで(ソリティア好きなので)楽しかった小説書きですが、辛いことがあるとすれば、やはり時間ですかね。妄想を10個したらそのうちのひとつしか書けないんですよね。書き終わるまでは。妄想を50個したら1個しか物語として書き始めることができない。これは辛い。


 それに、書いてる間は「勉強」できないんですよね。書くことが勉強にもなりますが、新しい刺激や情報を入手できない。一時間構想に悩むのと、映画を見るのと、どっちがいいのか。それはわかりませんが。小説を書こうと思っていなかった時の勉強と、小説を書こうと思いはじめてからの勉強の質はまったく違ってきます。もう一人の自分が欲しい。


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