第133話 おし・まーぃ・ばぶー。
陸が見え始めたので、
ビュ!ビュ――ン!!
ペロはソフィーの面倒を見ているので、ビビンを人型にして肩車で運んでもらう。
突然、世界が灰色の時間の中に止まり、胸からカマの刃が突き抜ける。
ザクッ!
「とってもわんぱくな坊や」
カマの刃には光り輝くエネルギー体の俺。
「あなたは、次の輪廻に進むの。」
更にカマの刃がめり込み、エネルギー体と肉体が分かれる。
「エルフのとってもチャーミングな女の子よ。名前はマリー。」
肉体から離れた光はすぅーっと空に昇っていく。
黒いローブを纏った死神の美女が、赤い宝玉を取り出す。
「これは、あなたの恋心、
赤い宝玉を光に投げ入れる。
「
光は徐々に消えていく。
世界に色が戻り、時間が動きだす。
ビビンの頭に力なく崩れ落ちる赤ん坊。
「スキあにぃ?スキあにぃ?スキあにぃ!!!!!!!」
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