第129話 ギョグウばぶー。

 ミュウの案内で海の中を進んでいく。

 海の中は、とても静かで、綺麗なサンゴや魚などがおり、ときおり、凶暴な魚も現れるが、ミュウの魔除け魔法で寄ってこない。


 水深が深くなり、段々暗くなる。

 人魚国ギョグウが、どうなっているか分からないので、≪ライト≫を使わずにミュウの暗視に頼って進んでいく。


 「見えてきました…。ヒドイ…。」

 どうやら、ひどいらしいでちゅ。


 「あそこがあんなに…。」

 どこでちゅ?


 「もっとキレイだったのに、あんなにされて…。」

 どんなにされたでちゅ?


 「好き放題にやられちゃっています…。」

 やられちゃってるでちゅか。


 「下級魔族らしい影はありますが、同胞の姿がまったく見当たらない…。」

 すまないでちゅ。ちょっと、不謹慎なこと考えてたでちゅ。


 「秘密の通路があるので、そちらから、ギョグウ城に入ります。」


 ガコン


 ガガガガガ


 「こちらに」


 ガコン


 ガガガガガ


 「こちらへ」


 水中のため、上下左右と続く通路を繰り返しとおされる。


 ≪ライト≫


 「ここは、隠し部屋ですので安心してください。」


 『あるじ様。魔族はレベル差が大きいため、油断しているとは思いますが…。あたし共にも事前に計画を教えていただけると…。』


 『わかったでちゅ!ギョグウ取り戻し作戦は○○して××でちゅ!』

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