第104話 プラムばぶー。B
目を覚ますと、プラムの部屋の天井。
部屋にあったみんなで寝れる特大ベットはなく、ツインのベットになっている。
「おめざめみゃん。」
プラムの子孫。
「後を追っかけたら、大泣きしてたみゃん。
センスを感じさせるシンプルなベビー服が着せられている。
「ばぶ。でちゅ。」
(ありがとうでちゅ。)
「赤ん坊ほしいみゃん。ふさふさしっぽも、くねくねしっぽもない人の赤ん坊でこんなに可愛いみゃん。」ぎゅー
「でちゅ。」
(離してほしいでちゅ。)
「バナナ子爵家の話もしてあげますみゃん。」
「ばぶ?」
「あら。やっぱり興味がおありみゃん。」
「ばぶ。」
「バナナ子爵家の話は明るい話じゃないみゃん。それでも、聞くみゃん?」
「ばぶ!」
プラムがゆっくり話始める。
「バナナ子爵家にご先祖様の石碑はないですみゃん。すべては、
「…。」
(ハーナ。ナーナ。プラム。アンズ。)
「
うわ~ん
大泣きしたでちゅ。
「ほらほら。もう泣かないみゃん。」
「ぐすん。。」
「ミルク持ってくるから、ちょっと待ってるみゃん。」
プラムがドアを開けようとしたとき、部屋の窓から突風が吹き抜ける。
「きゃっ!」
「あら。どこいったみゃん?」
窓を開け、飛翔で飛び立つ。ただただ、花園に向かって。
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