第86話 南の国とオレ。
肩の島で10日の休息をとり、
アゲ玉の上は、とてもスベスベで乗りづらかったので王冠のような柵を作り、落ちないようにかこっている。
今まで、卵に乗る人を見なかった
アゲハより速度が遅いため12日かかったが、
街は木でできた家屋が乱雑に並んでおり、目抜き通りは、いろいろな獣人たちや商店でごった返している。
「
「それは楽しみだ。初めて見るからな。」
街の道を進んでいくとハーナとナーナが肩車したくらいの大きさの男が歩いている。
「これは、釘付け…」
感嘆を言葉にしようとしたときに、男が連れていた女の
思わずみんなで凝視してしまったが、女の
「し、失礼なことしちゃったな。」
「これから~注意~。」
「です~。」
「「・・・」」
プラムとアンズは思考が停止するくらいビックリしてるでちゅ。
「ごしゅじん~。向こうに~うちらと同じ編成の石像があるです~。」
「行ってみるか。」
(どれどれ。)
「本当にオレたちとそっくりだな。こっちのプレートに功績がかかれてる。えーと。」
「「「「「・・・」」」」」
「うん。この場から離れようか。」
「また、へばりつく・・もごもご・・・」
「絶対に、口にしちゃダメ!たっちゃうから!たっちゃうから~!」
前世の知識では、フラグでちゅ?!
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