更衣室⁉

妹に言われるがままについて言ったは、いいけど………絶対僕が来てはいけないところだよね?

そう、今僕は、更衣室に来ているのである。

「あのー、お嬢様?」

「……誰のことですか?」

「貴方のことですけど………」

なんというか、学校モードの妹はすごく接しにくい。

「そうですか……でなんの用ですか?」

「いやね、ここ更衣室ではないですか?。それですよ……まあ、あれなわけで……」

「?あれとはなんですか?」

「あれは、あれでして……」

これって、言うしかないのか……いやでも、言ってしまったら、たぶん、また殴られるだろうし………

「なにを、そんなに隠したがるのですか?はっきり言ってください」

「わ、わかった!でも、一つだけ、約束してください」

「別にいいですけど?」

「僕がなにを言っても殴らないでください」

「わかりました」

「娜奈の下着姿、というよりも、裸を見てしまうじゃないか⁉」

「っな!こ、こここここのへ」

「へ?」

あれ、このあとどうなるかわかった気がする。

「変態があぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

妹は、また殴りかかってきた。

「いや、嘘!でしょ!さっき約束したでしょぉぉぉっぉぉ!?」

「そんなのしらなぁぁぁぁぁい!お、お兄ちゃんの馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「ぐはっ!」

そして、また僕の視界は暗転した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る