第3話 「カプチーク」(カプチーノ)
今日よりも明日の私をきっと
好きにさせたくて、させたくて
心揺らがして抱かせたくて
ノーメイクの方が可愛いなんて
言われちゃうと何していいのかわかんない
・・・つけまの長さ、半分にしてみたよ
Yシャツの白をちょっと染めたいの
絡まりながら押し付けて
私の痕を残したい
ヒールのない靴で今日は許して
もし我儘が過ぎていても
赤いヒールくらい買ってちょうだい
コーヒーの蒸気でぼやけてますが
あなたもわたしも、少し笑ってますね
・・・ディファインの目より、キスしやすいの?
夕暮れの光を浴びながらも
二人は一つでありたくて
離れられなくなくない
ひと時の体温の距離感も
寂しいと今は思うから
寒くてもくっついているね
世界が愛を単独的なもの
とは言ってないけど
私の中では、一人以上を愛する事など
出来やしませんよ
ピンクがそう、私の色じゃなくなって
初めてあなたを愛せてる
そう言える二人になった。
Yシャツを今日も汚すけど
貴方の分まで洗うから
替えを用意くらいしていってね
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