第4話 カタツムリ (aiko カブトムシ)

震える頬で生きている。そう感じたのが悲しい

「ありがとう」そう言えなくて

「ごめんなさい」ばかり言ってた

命が死んでしまった

それだけの事かもしれない

それでも贖罪ばかり

手を触れて歩きたかった


古ぼけた白熊の上 ハンドルは冷たくなってた


ココロの中でいる、アナタの熱を感じたオナカ

深い安らぎと不安ばかりの糸電話

月がキレイでした それさえ今は思い出だよ

明日も明後日もキミのそばにいるよ

明日も明後日もキミのそばにいるよ


桜の咲かない春 通り過ぎてく程の淡い夏

黄色の思いふける秋 寂しがり屋になる冬

忘れたわけじゃない痛み 

背中に抱えて欲しくはないと そう

笑ってワラって欲しいんだよ

その方がスキだよって言ってくれる?


雪解けの水分みたいに ひたひたと流れて落ちた


少し強い風が服を引っ張るように思えた

駄々をこねられた そう思い短い歩を進め

氷道を歩いてる 滑り落ちた尻の痛み

笑われているけれど、少し幸せでした

笑われているけれど、愛を感じました

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