No.15

君を悲しませてしまった。


一番僕の願いから遠い、


その涙を、


もう拭うことすら出来ない。



いつもなら笑って


どうしたんだい?


聞けた筈なのに。



『僕がもう少し強かったなら…』


君を守る事が出来たかな。


君を、誰よりも近くで


まだ、見ていることが出来たのかな。



君の本当のお願いは…


『ごめんね、叶えられそうにないや。』



僕の願いは君の願いを叶える事。


もう、それは、


過ぎた願いになってしまったのかな。

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