深いこと言っているようだけど結局何が言いたいのか分からない詩

Hail

人間

人々はみな、自分の小説の中を歩いている

その小説は、誰にも読まれることは無い

人生を使って、ようやく1冊書き上げる

ようやく私はラストを書き終えた

一番最初のページから、ぺらぺらとページをめくっていると、所々いい匂いのする箇所がある

そのページに顔を埋めて大きく息を吸い込むと、匂いは心に充満していった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

深いこと言っているようだけど結局何が言いたいのか分からない詩 Hail @mobuyuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る