第2話
まな板のトントンいうところで豪腕な猫が寝ていた。
「まびちゃーん」お母さんが呼んだ。さっき豪腕な猫を拾った女の子だ。今は宿題をしていた。豪腕な猫は肩の骨をバキバキいわせながら空気中を漂っている。
この世界の猫は飛べる。豪腕な猫は歯がかゆくなった。じっと花瓶を見つめいつ起きようか寝ながら考えていた。
まびちゃんはニビ君と遊ぶことにした。
どんどん霞がかかってくる地平線でまびちゃんとニビ君は缶のサビ実験をした。豪腕な猫は缶に乗りぐしゃっと。
「もーう」まびちゃんとニビ君が怒った。
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