第3話
傘が新しい。豪腕な猫は周りに傘を投げた。水面が傘で波打った。蛙がたくさん出てきた。豪腕な猫はタクトを振る。石がカタカタ鳴りながら蛙の合唱が始まる。
近所の人はその演奏を聴きながらネギを切っている。石と蛙と包丁の音が洞窟に響き渡る。
夕焼けがドンと上がる。雲も音楽に合わせて踊り出す。自然オーケストラになっていた。
闇がどんどん溜まっていくと窓が音楽でブルブル震える。水面が平らになる頃水滴は緑。
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