僕らはMovie Maker Mate!《ムービーメイカーメイト》
コロッコロ
第1話プロローグ
「13時55分からの回の……ですね。6番シネマになります。」
ちっちゃい紙切れとポップコーンの割引券を受け取る。まったく映画のポップコーンなんか買うかっての。だって映画もう一本観れるんじゃないかってくらい高いじゃんアレ。そんな事はどうでもいい。よし10分前だ。僕はスタスタと早歩きで半券を切ってるお姉さんの元へ向かい、半券を渡す。
「6番シネマです、ごゆっくりどうぞ〜」
ああ、ごゆっくりします。
そしてまたスタスタと早歩きで6番シネマに入り、席につく。
数分後唐突にスクリーンのなかでアメリカの男性俳優がド派手なカーアクションを始めた。
『キュルキュル…ドカアアァン…ドン!ドン!ドン!…ドカッドドドドドッ………「あなたはこのスピードについてこられるか」』
いいね。これ映画館で観たら迫力凄そうだ。
そんな事を考えながら予告編に観入っているうちにカメラを被った男が踊り出した。
お決まりの「ノーモア映画泥棒」
さぁいよいよだ。
かすかについていたオレンジのライトがゆっくりと消え、完全な暗闇になる。
今日はどんな世界に僕を連れてってくれるのだろうーーーー。
僕らはMovie Maker Mate!《ムービーメイカーメイト》 コロッコロ @korokkoro
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