第2話
《ピロリン》
彼からメッセージが届いた。
今から大丈夫?
私は、じゃあ今から行く
とだけ返信をして、彼に少しでも良く見られるようにお洒落をしてギラギラと太陽が照りつける道を行った。
―汗かくのイヤだな。
そんなことを思いながらも、夏だからしょうがないと自分に言い聞かせた。
気づいた頃には彼と合流し、いつもと変わらず彼に弄ばれた。
二人で会うとき、彼はいつも同じことを口にする。
「今日も…」
必ず最後の部分だけが聞こえない。
それが意図的にしているのか無意識なのか。
―続きは何だろう。
今は気になるけど、どうせすぐに忘れるからなぁ…
そう思うとちょっと馬鹿らしくなった。
好きだと言って。 瀬戸 椛 @maple-1104
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。好きだと言って。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます