PERKY JEAN あとがき
Campus91シリーズの第1話、「PERKY JEAN」を最後までお読み下さり、ありがとうございます。
『PERKY JEAN』とは、1980年代頃に資生堂から発売された、10~20代の女性をメインターゲットにした化粧品ブランドの名前です。
カラフルでポップな色とCMが当時としては可愛くて、モデルさんもツボで、小説のタイトルにいただきました。
80年代というと、ウーマンリブも一息つき、女性が本当の強さを見せはじめて、CMや映画などでもブルックシールズをはじめとして、意思の強そうなメイクや顔立ちがもてはやされていた時代です。
グーグルで検索すると、PERKY JEANとは『はちきれそうなジーンズのお尻』とか『バンキュッボン』とかの意味になっていますが、当時のそういう空気に合わせて、『生意気な小娘』と意訳してみました。
このお話しはもともと、1982年に自分が主催していた同人誌に発表したもので、その後、機会がある度に推敲し、1985年には『PERKY JEAN』を含めた前編を、1990年に前後編を含めた本を作りました。
この時点でも初稿から8年以上経っているので、いろいろつけ足したり練り直した部分も多く、2012年に約20年振りに小説ブログで推敲したあとでも、今回の掲載に合わせて、ちょこちょこといじっています。ネット掲載だと、あとで気になった点はいくらでも修正できるのはいいんですが、緊張感がなくなって、それも良し悪しですね。
この、『生意気でわがままな小娘』というのは、全編を通しているテーマなので、これからの展開にご期待ください。
Vol.2も明日から掲載していく予定ですが、今回とおもむきを変えてあまりストーリー的な動きはないものになります。
これから少しずつ、みっこの謎を解いていきたいと思いますので、よろしくご覧下さい。
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