結構、少数派の中でも理解を得るのが難しい。それがXジェンダーである。主人公が抱える疑問や、言葉に共鳴し心動かされ、だからこそこの結末は受け容れ難い。主人公と彼女の、あった筈の未来を夢想してしまうほど、心に響いたのは事実。