好き。━━翔の思い

萌里ちゃん。君を好きになって良かった。だから、この約束を聞いてください。


昨日は、萌里ちゃんが手料理作ってくれるって言ってたな。何作ってくれたのかな。

萌里ちゃんに渡したいのがあるからね。今日は、特に。

ピンポーン

「はーい」

萌里ちゃんが出てくる。綺麗な玄関。

「どうぞ。」

「お邪魔します。」

部屋に行くと、作られた、肉じゃががおいてあった。

「美味しそうだね。」

「今から、ご飯と、味噌汁注ぎますね。」

部屋はとても綺麗だ。本当に…。こんなに清潔にしてる子と結婚…できたらな…

「どうぞ召しあがってください。」

「じゃあいただきます。」

肉じゃがを食べると味はちゃんとしみこんでいて、美味しい。

味噌汁も、だしがしっかりとれてて美味しい。

「これ、美味しい…全部美味しい…」

「本当に?良かった…」

「ねぇ?話したいことがあるんだ。いいかな?」

「何ですか…」

勇気を振り絞って言おう。

「付き合ってなおさら思ったんだ。僕には君が必要って。出会った時から。」

萌里ちゃんの近くに行って。

「周りからは、反対するかもしれないけど。僕と結婚していただけませんか。」

「えっ…私みたいなのでいいんですか。」

「うん。」

「私も、周りから反対されてもかまいません。だから…お願いします。」

おっけいってことでしょ?

「ありがとう…今度ご両親に挨拶に行きたいな…」

「私も、翔さんのご両親に挨拶に行きたいです。」

こんなに幸せことはない。

「萌里ちゃん。これからきっと辛い事があるかもしれない。けど、二人で乗り越えていこう。」

「…はい…」

萌里ちゃんは、泣いていた。

僕はこの子を一生幸せにする。何があっても…

絶対に…

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