想い料理

好きになって。付き合って。今はよかったって思うよ。


今日は、仕事。普通に仕事して、家に帰ろうとしてた。

「お先に失礼します。」

「お疲れ様〜」

今日は、仕事は順調だった。

「もーえーりちゃん!」

この声は━━

「美恵子先輩!」

「久しぶり!」

私の苦手の人。

「最近さー、旦那と喧嘩したわけ。マジムカつく〜」

「はっはぁ。」

飽きれる。で、何?って感じなんですけど。

「今日の見に行かない?」

「すいません。実家に帰らないと行けないので。」

「そっか…じゃまた今度。」

今度いつ会えるかわかりませんよ。私は会いたくないけど。

今日は、実家に帰って、母から料理を教えてもらうの。自分から連絡したいなって思ってて、したら運よく母から電話かかってきてね。それで今、実家に来たの。

翔さんとの電話。

「今日は、実家に帰るよ。」

「そうなの?」


「ただいまー。」

と久々に言うと、

「あらぁー、萌里おかえりぃ。さぁ材料買ってきてるわよー。」

なんか帰ってきたーって感じ。まぁ帰ってきたけどね。今日作るのは、肉じゃが。美味しく作れるかな?

母親と色々話しながら、作ってた。翔さんが私の手料理食べた時の笑顔を見るために。

「萌里出来たわよ。さっ、お父さんも一緒食べましょ」

はじめて作ったわりには美味しかった。

たくさんの料理覚えて、翔さんに食べさせたいな。

「萌里、好きな人出来たの?」

「えっなんで?」

「聞いただけよー、もう」

「彼氏できたら、連れてこいよ。」

「わかったよー」

って。兄がいたけど、海外で仕事中。

家族でまた、ご飯食べたいな。あと、翔さんと一緒にに食べたいな。


家に帰ると、翔さんに電話した。

「…翔さん?」

「どうしたの?萌里ちゃん…」

「明日、仕事お休み?」

「そだよ?でもどうして?」

明日、私は仕事休み。手料理振る舞いたいなって思った私は、思い切って誘ってみた。

「明日、私の家に来ませんか?翔さんに手料理作ってあげようかなって…」

「萌里ちゃんが?いいの?」

「うん…何が好き?何が食べたい?」

「ありがとう。んー、なんでも食べるよー!嫌いなものないからね。じゃあ何時に来ればいい?」

嫌いなものないんだ…

何時にしよっかな?お昼に作ろっかな?

「13時に来てくれる?」

「わかったよ。じゃあ13時にくるね。」

前に住所教えてたからわかるかな?


次の日。何作ろっかな?

…そうだ。肉じゃがと、味噌汁作ろう。

ご飯も炊いとこう。

11時。作り始める。まずは、肉じゃが。

ジャガイモと、人参は食べやすい大きさに。玉ねぎも、切って。

レンジで温めて。

フライパンに油ひいて、お肉炒めて。レンジで温めた奴をフライパンにいれ、少し炒めて。水や、みりん酒砂糖醤油を入れる。

それでことこと煮込めば…出来上がる。

味噌汁作ろう。鍋に水入れてかつお節をいれて。豆腐や、わかめ切って。厚揚げも切って。

鍋に火をつけて。沸騰したら、豆腐やわかめ、厚揚げ入れて。それでいい感じになったら、味噌をいれる。それで出来上がり!

もうすぐで、翔さんがくるかな?

よろこんでくれるかな?想いを込めて作ったこの料理を…



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