告白。好きって気持ち。
あなたは、昔私とあってたんだね。
翔君の過去。私が忘れた過去。あなたが、初めて付き合った人だったんだね…
「あのね。君に今すぐじゃない。また付き合ってほしい。」
そう私は言われた。凄い考えた。また、あんな過去になるんじゃないかって。
トラウマっていうの。そんなものがある。また悲しい思いしたくない。
「私ね。また悲しい思いしたくない。支えてあげたい。あの時もきっと思ってた。いや、絶対。なのに…あなたは、私の前から、いなくなるって聞いた時、きっと忘れたい記憶として、心の奥の奥にしまったんだと思う。」
私の目から、涙が溢れ出す。
「あなた所と信じられないとこあるの。ごめんね。付き合うって言うのがまだ。仕事にも、なんでか分からないけど来てないし。」
「それは…」
「しかも、私の気持ちわかります?ずっと溜め込んだ思い。思い出しました。あの時のこと。」
━━別れた後
あの人は、私の前から消えたの。私は、年下で、小さくて、面倒くさくて、考え方もようちくて。私ってダメなんだ。
この時の私は、とても暗くなっていた。そんな時親友から、こんなことを言われた。
「そんな最低な男の記憶、消してしまえばいい。」
その言葉で、私は記憶を消し去ろうとして、心の奥の奥にしまったんだと思う。
その時のトラウマが残ってるんだろうね、男の子に告られて、どんなに好きな人でも、断ってしまう。すごい怖いんよね。
━━現在
今ここで、私は付き合っていいのかな?
「休んでた間僕は、入院してた。検査入院だけど。」
え?
「病気のね。萌里ちゃん。僕の気持ち聞いて。」
「…うん………」
「僕は、前みたいに君を…萌里ちゃんを、幸せにする。今すぐとは言わない。だから、お付き合いさせてください。」
「ほんとに裏切らない?」
「うん。裏切らない。」
ほんとに大丈夫かな?でも、ときめいた自分がいた。好きって思った自分がいた。私は、思った。信じてみよう。心がこの人ならいいって言ってるから。
「お願いします。」
私は、そういった。
彼は、とても、幸せそうな顔をした。
私も嬉しかった。
大丈夫だよね。きっと…………
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