そこにはあなたがいない

いつも心に思ってることそれは、好き。



仕事にも慣れ、移動して半年。

入社して1年を向かえようとしてる。

「課長。企画書です。」

「おぅ。………ふむふむいいじゃないか。作ってみよう。」

「ありがとうございます。」

ずっと楽しいはずの、仕事。けど、隣の席のあなたはいない。

なんで来ないのかな。


いつきみと会える。今は、会えなくて。

色々あって今、入院してる。

「もうそろそろお昼の時間です。」

「はい」

つまらない。萌里ちゃんがいないと。僕は彼女にあってはいけなかったのか。

好きって伝えられてない僕は、ダメだよね…

ガラガラガラッ

「かなり順調なので退院出来ますよ」

やったー。僕はそう思った。退院したら、萌里ちゃんに話そう。僕の気持ち。


隣にあなたがいないとムズムズしている私。

近くにいたくてもいられない僕。

好きって伝えたいだけなのに…どうして私(僕)は、あの人(あの子)に、会えないの?


でも何か翔さんの声、昔聞いたことある気が……

まっいっか。。。

久々の休日。ショピング!!まぁ一人やけど。大型ショピングモールに。

「何から買おうかな?」

プルルル…

電話?誰からやろう。知らない番号だな。

「もしもし」

「もしもし?萌里ちゃん?」

その声は?━━━━━━

「翔…さん?」

「そうだよ。今どこにいる?話したいことがあるんだ」

「えっあっあの…」


まだかな…

「萌里ちゃん。遅れてごめん」

息を切らしてきたのは、翔さん。

「いや大丈夫ですよ。」

「今日話したいことがあってね。今日は、何しに?」

「えっあっはい、ショピングに…」

「そっかじゃあ行こっか。」

「はい!」

こんな近くにまた、翔さんが…

色々買うのを手伝った私は、翔さんに連れられカフェに向かった。

でも話ってなんだろう。

私と翔さんは、抹茶ラテ。

「あのね。話したいことがあるって言って言ったよね?」

「えっあっ、言ってましたね。」

「萌里ちゃんに伝いたいことがあってね。」

何やろう。

「実は僕は、君と付き合ってたことがある。」

えっ?

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