第2話
今日は何曜日だっけな?人は死ぬと自分の人生を振り返るという
俺はおそらく自分の人生を振り返っているのだろう、自分の人生が投影されている道をスタスタと進む
そして、、死の場面
赤信号だということも気づかず俺は…
(エロ本の動揺)
情けない話だ(ホントになさけない)トラックに轢かれて即死なんて
きっと両親も泣いてるのだろう…
後悔しか残らねぇ、あの時家をでたのも、エロ本を買ったのも、選択肢は無数にあったはずなのに
(エロ本買わなきゃおそらく死んでない)
そして、、俺は扉についた…
閻魔大王にご対面か、、、、
「上等」
そんな言葉を吐きながら、俺は扉をあけた
そこは何もなかった、正確にはこれらしかなかったのだ、1冊の本と机だけだったのだ、暗くなっている部屋に一つの机、とてもシュールに本が机に置いてあったのだ、無論その机だけ天から照らされていた
そこにはこれからの俺の選択肢が書かれていた
要約するとこうだ(全部説明するのめんどい)
①閻魔大王のところに行き、天国に行くか、地獄に行くか審判してもらう
②新たな人生を歩む、つまりは生まれ変わり
③元いた世界とは違う世界へ転生し、第2の人生を歩む
その時3つの扉が更にあらわれた
この流れでいくと左の扉が第2の人生だ
散々行きたいと思っていた異世界だ
行かないわけにはいかねぇ
俺は左の扉の前に立ち、扉に手をかけた
よし、決意を新たに、後悔を胸に
「新世界の神になる!」
俺は扉をひらいた
暗い部屋に例のごとく、光が照らされ、そこにいた
「はぁ?」気だるそな女がいた
「まだ、異世界転生しないのか?」
「そーよ、あと私は女神、いえ、管理者とも言うべき存在気安く話かけないで」
女神か、よくある王道のパターンか
「なぁ、今からなにするんだ?」
気軽に質問したつもりだったが女神は顔をむぅとして
「気安く、喋らないでって言ったでしょ?
手続きよ、これからのアンタについて」
「は、はぁ」
「これから何個か、説明するけど1回で覚えてね?めんどくさいんだから」
こいつ、可愛い顔してなんも可愛いくねぇな
にしても…俺の体…死ぬ前のものか…
少し思いついたように体を見る
外傷もない、ラノベもねぇ、エロ本もねぇ、オラ、結構悲しいだ
俺は改まり、しぶしぶ女神の話を聞くことにした
異世界転生しすぎだろ!俺もするけど! 藤田ルネ @rune0417
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